2006年12月30日

読了メモ:仔羊の巣

 ひきこもり探偵シリーズの二冊め。
 ナンバリングはされていないけれども、一冊めで次々と増えていったレギュラー・キャラクターたちを雪だるま式に巻きこんだまま二冊めに入っているので、できれば最初の『青空の卵』から読んだ方がいいかもしれません。

 一冊めの長文感想にも書いたように、好きなんだか嫌いなんだか複雑な印象のあるシリーズです。
 解説には「鳥井が好きになれない」とありますが、実をいうと、わたしは鳥井は気にならないかなぁ。見守ってあげたいとは思わないけれど、べつに嫌いではないですよ。
 ひょっとすると、ライトノベルにはこういう極端なキャラクターが多くて読み慣れている……というのが、遠因としてあるかもしれません。どうなんだろう……。

 シリーズ二冊めを読んであらためて思いましたが、やっぱり坂木くんの方が苦手かなぁ。
 ここまで「うぇ〜」と思うんだから、きっと個人的なコンプレックスを刺激する要素がこのキャラクターにあるんでしょうねぇ。

 シリーズは残り一冊で完結するらしいので、最後まで読もうと思います。
仔羊の巣

著者名:坂木司(著)
出版社:東京創元社
出版年:2006.06
ISBN :4488457029

 本家サイト感想文リスト 63870 坂木司
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2006年12月29日

読了メモ:海の仙人

 昨日、書店店頭でなにげなく手にとって、出てきた神様の名前が「ファンタジー」というのを読んで顎が落ち、つまり口が開き、みっともないのですぐ閉じてレジへ持って行った一冊。

 主人公は世捨て人のような暮らしをしている男。その彼のもとへ訪れたのが、先に書いた「ファンタジー」という神様。みずから「ファンタジー」と名のるわけではなく、出会った人が皆、会えば「あっ、ファンタジーだ」とわかる――それも皆が皆というわけでもなく、見えない者には見えないらしい……。

 その変な神様にしばらく観察される主人公の数年を描いた小説で、薄いし(小説本文のノンブルは163ページまでだ)、文字組もスカスカ(37w*15lだ! 数えてしまった!)なのだが、いやぁ……これはいいものを読みました、ありがとうございました、っていうかこんなおもしろい本誰か早く教えてよ!(←無理)

 プロフィールを拝見したところ、著者はわたしと同い年ですね。うはー。うまいなぁ。
海の仙人

著者名:絲山秋子(著)
出版社:新潮社
出版年:2006.12
ISBN :4101304513

 本家サイト感想文リスト 63870 絲山秋子
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機動戦士ガンダム THE ORIGIN 十四巻

 本を整理しなきゃ、と山の上の方から手にとったら発見してそのまま読んでいたら整理が終わらないよ! という日常の風景なわけですが。
 おもしろかったので、ヨシとします。

 感想は、「みんなワルやのぅ……」。
 あと、何度も書いてる気がしますが、絵がうまいなぁと。
 ほんとうに、人体でもなんでも自由自在に回転させて、如何なる方向からでも破綻なく描けるって素晴らしい。描けるとわかっているから構図も自然にそうなる(のだろうと思う)。
 だからこそ宙域での戦闘シーンに、地上ではない絵面がちゃんと発生するわけで、やはり何度見てもすげぇな〜、と感心させられます。
機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 14 ルウム編・後

著者名:安彦良和(著)
出版社:角川書店
出版年:2006.12
ISBN :4047138835
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2006年12月28日

読了メモ:逆襲の魔王

 山が崩れたので積み直したら、発見。むしろ発掘? あ、これ読んでみたかったんだ、ちょうどいいや♪ って感じだったので、さっそく読んでみました。なんでしょうこれは……武闘派ラブロマンス策謀系?

 主人公は、まかり間違って魔王を倒してしまったうら若い乙女。都合良く祭り上げられた勇者であった彼女は、もとはといえば異能者として自分を追いつめてきた人間たちに復讐すべく、魔物たちを率いて戦争を仕掛け、……しかし有能過ぎるので魔物と人間の統一帝国をみごとに樹立しちゃって、女帝になっちゃいました!

 すごく独特な展開です。この「背景となる大筋」の方が、メインで展開する闘争寄りロマンス(……だからなんだそれは?)より面白そうだな〜、と感じられてしまうのが惜しいかも。大味な感じがするんですよね。
 表現も、若干こなれていない部分が多いと感じましたが、新人さんのデビュー作とのことなので、しかたないかな。

 続編も同じ山の破片として発掘されたので、見失わないうちに読まないと……でも〈ひきこもり探偵〉も残り二冊が出てきたんですよ〜。は、早く読まないとまた見失う!

 いつの間にか本が増えている我が家、ある意味便利なのですが、でもかたづけるのは大変。いくらなんでも、そろそろ本部屋の整理をしないと……。読書はほどほどに、かたづけを真剣にしたい年末です。
逆襲の魔王

著者名:三浦良(著)
出版社:富士見書房
出版年:2006.01
ISBN :4829117877
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いろいろ

 パレドゥレーヌのサイン本、無事に工画堂スタジオさまに届いたそうです〜。より多くの人の手に届けるため頑張って売ります! という力強いお言葉を賜りました。
 コミックマーケット71に行かれるかたは、よろしくお願いしますね。
 http://usagiya.cside2.com/notes/rnote.php?u=info/20061223.htm

 コミケも明日からなんですねぇ。
 わたしが売り手として参加していたのは、おもに晴海時代なので……幕張も行ったかな。幕張には、たしかコピー版の『魔法の庭』を持って行ったんですよ。昔のことなので記憶違いもあるかもしれませんが。そのあとオフセット版の『魔法の庭』を持って一回か二回は即売会に参加したはずで、それが最後かなぁ。
 えー、つまり十五年以上前ですね! 最後の参加が。
 だんだん思いだしてきたぞ。幕張コミケはクリスマス日程だった! しかもTKのコンサートと重なってた! 友人の某Sが我慢してコミケ行くというので、あんたが我慢するならわたしも我慢するわと美しい友情を確かめあっていたら、ヤツは途中で「じゃ、行ってくる!」と消えやがった! ……などということまで思いだしました。

『異次元創世記 赤竜の書』のあとがきに登場する、最後までチケットを押さえていてくれた友人というのが、この某Sです。

 そうそう。彼女のおかげでうまく話がつながります!
 その『異次元〜』の続編でもある『真世の王』の紹介ページをネタバレ・バージョンに一新してみました。品切れになったことですし、今までご愛顧いただきありがとうございます全部出しモード……ってなにそれ?

 ネタバレというか、裏話、でしょうか?
「作者の意図」とかあんまり知りたくないよという人は、ご覧にならなくていいと思います。あくまで、この世に数十人くらいいるらしい(推算)コアなファンのかた向けの読みものということで、ご了承ください。
 http://usagiya.cside2.com/works/trueking/
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2006年12月27日

PLUTO 4

 四巻読みました。廃棄されていたロボット犬を、お茶の水博士が拾い、治そうとする(「直す」ではなく「治す」がつかわれています)……部品の型番が古くて手に入らない……完全に治らなくてもロボット犬は起き上がろうとする……みたいな冒頭のエピソードだけで、ちょっと泣けました。
 で、中盤から怒濤の展開になるわけですが、これどうなるんですかこの先!?

 あっ、とりあえずエプシロンがかっこよくてステキだと思いました! 報告終わり!
PLUTO 4

著者名:浦沢直樹(著)
手塚治虫(著)
出版社:小学館
出版年:2006.12
ISBN :4091810063
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ぼくらの 六巻

 先行きがさっぱり読めない漫画のランキング上位を占めそうな『ぼくらの』。やっぱり読めません。
 イヤ〜ンな方向に向かいそうなのに、つい読んでしまうのは、やっぱり、どうなるかが気になるからかなぁ……。

 アニメーション化の続報は帯にありました。GONZO で製作中のようです。
 http://bokurano.jp/(トップページは要 Flash Player)
 帯には「2007年4月よりO.A.予定」とありますが、まだ具体的な放映局や時間帯についての記載はないようです。
 スタッフ名が並んでるだけなので、今のところコミックスの帯とほとんど情報量は変わらないかも。漫画への賛辞が載ってるくらいで。
ぼくらの 6

著者名:鬼頭莫宏(著)
出版社:小学館
出版年:2006.12
ISBN :4091883494
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2006年12月26日

読了メモ:戦う司書と追想の魔女

 死者の記憶が『本』になる世界、その『本』を守る武装司書たちと、神溺教団との争いを描くシリーズ……なのですが、今回は発端をシリーズ第一作より前に置き、ハミュッツの先代の館長なども登場します。べつに話全体が時間を遡っているわけではなく、あくまで「きっかけ」が、過去にあったというだけなのですが。

 いやもう……ヴォルケン堅物! そして今に始まったことじゃないですが、ハミュッツ鬼畜!
 って感じのお話でした。堪能しました。おもしろいなぁ。うまいなぁ。
戦う司書と追想の魔女

著者名:山形石雄(著)
出版社:集英社
出版年:2006.12
ISBN :4086303337

 本家サイト感想文リスト 63870 山形石雄
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2006年12月25日

読了メモ:青空の卵

 これも、どこで感想を見たかもうわからなくなっちゃったんですが……ハードカバーのころに好評だったので目をつけていた「ひきこもり探偵」シリーズ。いつのまにか文庫化されていたので、買ってみました。

 主人公は、自分自身をとくに取り柄のない人間と定義づけている、親切な青年。いわゆる善人ですが、自身を薄っぺらいと感じています。彼は中学時代の同級生で、自分とはまったく違う「孤高の人」であった鳥井に友情と信頼を差し出し、当時家族関係も崩壊、学校でも苛めにあっていた鳥井がそれを受け入れて――以後、十年以上もつづく奇妙な共依存(?)関係がつづいている、という設定。
 主人公は善人なので次々と人のトラブルを拾って来てしまい、それに「大人の頭脳と子どもの感情」をもつ鳥井が巻きこまれて解決、というのが基本的なパターンです。殺人などは起きず、いわば日常の謎と、おいしい食事、地方銘菓に満ちた本。

 すごく繊細な視点とテーマの選択、処理。んー、なんていうのかな、少女漫画っぽさを感じました。
 登場人物がやたらと泣くのが気にならなければ、傑作。それが気になっても、いい本だと思います。むしろそういったセンシティヴさを好もしいと思う人にとっては、大傑作なんじゃないかと。
 続編も家にある(はず。ただし、どこにあるかは謎……)ので、みつけたら読んでみたいと思います。

 大掃除しろってことかな……。
青空の卵

著者名:坂木司(著)
出版社:東京創元社
出版年:2006.02
ISBN :4488457010

 本家サイト感想文リスト 63870 坂木司
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2006年12月24日

読了メモ:エパタイ・ユカラ

みりおんぐらむ】に、「興味をもった人は買ってください。」と書かれてまして、興味をもったので買ってみました。ifもので、もし日本が東西分裂し、他国の体のいい植民地状態になっていたら……? のような設定で描かれた恋物語だと思うのですが、設定の説明は控えめです。

 キャラクターは瑞々しくていいのですが(とくに、すんごいワガママなんだけど主人公の黎良をとても愛している慧蘭とか!)、ストーリー・ラインが駆け足な割にちょっとしか話が入ってないのはなんでだろ? と思ってよくよく見たら、この本、200ページないんですね! 納得……。

 大きな世界設定は、本気で説明しはじめると大変なことになりそうなので、今くらいのバランスでいいんですけど……寄宿生活についてなど、主人公の日常は、もうちょっと描写があった方が嬉しいな〜、と思いました。
エパタイ・ユカラ

著者名:高丘しずる(著)
出版社:エンターブレイン
出版年:2006.12
ISBN :4757730667
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げんしけん 最終巻

 読みました〜。斑目〜〜〜! って感じの最終巻でした。

 あ、漫画のネームですけどね、言われて直せるっていうのも才能なんですよね。
 たとえば、真っ当な指摘を受けたとしてですよ。そこが悪いのはなんとなくわかる、でも「じゃあどうすればいいの?」ってのはわからない……なんてこともねー、よくあるわけですよ。それで煮詰まると。

 重傷になると「どうすればいいかもわかるのに、できない!」と、こうなります。ははは。すっげツライ。
 なんか身に染みましたぞ、この巻!
げんしけん 9

著者名:木尾士目(著)
出版社:講談社
出版年:2006.12
ISBN :4063211835

 なんて感想を書いてるのがこんな変な時間帯なのは、パレドゥレーヌの四周目を終わらせてたからですが……。やってもやっても終わらんというか、別の展開を試したくなる! すごいなパレドゥレーヌ、まるでアリジゴクのようなソフトです……おそろしや〜。
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2006年12月23日

新刊出てるようです。

「見かけた」「買った」と友人に教えられる『パレドゥレーヌ 薔薇の守護』ですが、わたしはまだ見本しか見てないです……本屋に行っていないので! 明日は本屋さんに行けるかなぁ。

 ゲームの方は、現在四周目で(いつの間に!)、エンディングを見たキャラが、ヴィンフリート、エクレール、アストラッド、ヴァルター、エヴァンジル、イリヤ、エリオット、クレメンス、エピドート、アデライード、ヌシャトー、グイード、レミー……と、こんな感じ。まだまだですね〜。道は長いわ! 特殊エンド(暗殺しまくりとか、決闘しまくりとか……)も、まだ見てないです。
 こまかいメッセージ等に「あー、これ知ってたら使えたのに!」というものがあって、たまにひとりでジタバタしてたりします。変なプレーヤーですよ。

 舞台を三年前にとったので、公式サイトの人気投票でトップ近辺の騎士が何人も「登場不能」という縛りが発生してしまったのは、申しわけなかったな〜、と今も思っています。
 過去にさかのぼって書くと言い張ったのは自分なので、自分が苦労するぶんには身から出た錆ですが、登場しない(できない)キャラクターのファンのみなさんには、ゴメンナサイ、です。
パレドゥレーヌ〜薔薇の守護
著者名:妹尾ゆふ子(著)
出版社:コナミデジタルエンタテインメント
出版年:2006.12
ISBN :4861558336
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読了メモ:プリニウス書簡集

 読み終わりました〜。おもしろかった!

 前に書いたように、大プリニウスのキャラも立っていますが、小プリニウスもかわいらしいおじさん(いや、今のわたしより若い時分に書いたものも含まれているのだけど……)で。
 素直そうなんですよ、性格が。
 タキトゥスと並び称されたと聞かされたときの喜びようなど、ほんと、「かわいいなぁ」って感じです。

 読み終えるのが寂しいと感じたほど、おもしろかったです。
 書簡が途切れたときは、つまり、彼が亡くなったときですからね。もちろん古代ローマの人ですから、とっくのとうに亡くなっていて当たり前ですけど、そんなことを言えば、フィクションのキャラクターなんか最初から生きてすらいないんですよ、この世に。それでも思い入れのある人物が物語の中で死ねば泣けてしまうのと同じように、二千年近くの時を超えてすら、彼の死の影を認めて寂しく感じます。
 ことに、彼が死後の栄光を求めていたからこそ――自分の著述したものが残ることを生前から強く希望していたと知るほど、ほら、と教えてあげたくなりますね。

 整理して出版してくれたのは、学友たちなのかなぁ……。ほんとうに手紙の切れ目が彼の死期を示しているのだとしたら、あれほど大切にしていた妻とも離ればなれになったまま、亡くなってしまったようだし。

 帝政期のローマに関するトリビア本として読んでもおもしろいですし、永遠を希いつつ謙虚であり、善良であろうとしたひとりの男性の人生を偲びつつ読んでも。
プリニウス書簡集

著者名:プリニウス(著)
國原吉之助(訳)
出版社:講談社
出版年:1999.03
ISBN :4061593676
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2006年12月22日

読了メモ:ねこのばば

 若だんなシリーズ、文庫落ち三冊目。相変わらずほのぼのかつ緻密、ほろりとさせられたり、ぞっとさせられたり……そしてぞっとするのは妖にではなく人にだったり、と。

 主人公の若だんながまわりに甘やかされているから表立ったところはないけれど、実はかなりシビアなお話が多いなと思います。

 今回は、佐助の話がよかったかなぁ……。でも「たまやたまや」も捨てがたい。
 あと解説が非常に行き届いていて感心しました。わたしもこういう解説を書けるようになりたいものです。無理っぽいけど……。
ねこのばば

著者名:畠中恵(著)
出版社:新潮社
出版年:2006.11
ISBN :4101461236

  本家サイト感想文リスト 63870 畠中恵
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2006年12月21日

GANTZ 20巻

 このまま幸せな生活をとり戻せるなんて展開だけは、あり得ないよなぁ……と思いつつ先がさっぱり読めないとブツブツいっていたガンツですが、やはり幸せな生活をとり戻せるなんて展開はなく、そして予想もしなかった方向にギュインギュインと。

 ……この話、どこまで行くんでしょうか?
GANTZ 20

著者名:奥浩哉(著)
出版社:集英社
出版年:2006.12
ISBN :4088771877
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2006年12月20日

読了メモ:円環少女 4

 副題は「よるべなき鉄槌」。山脈の上にどんどん新しい本が積まれて、うわぁもう掘り出せなくなる崩れる! の一歩手前でかろうじてゲット。うちは自分ひとりで買ってるんじゃないので、すごいですよ。わたしの二倍か三倍は配偶者が買ってますので……。

 で、なんとか沈む前に読めた『円環少女』の第四巻。前作が二巻つづきものだったので、今回は一話完結ね〜、と気軽に読んだら最後が引きでビックリです。心の準備なかったから、フェイントかけられた気分です。うはぁ……。
 わたしは覚えていられるのでしょうか、この状況を、次の巻が出るまで!?

 すんごいおもしろいんですけど、相変わらず「読みづらい」と感じます。状況がわからなくて、何ページか戻って確認するなんてことも、実は、しばしばあります……わたしが「すっとばし読み」し過ぎなせいもあるんでしょうけど。

 今回は、仁の妹のエピソードがずいぶんとこう、ズッシリきました。これは兄貴としては、せつなかろうなぁ……。
円環少女 4

著者名:長谷敏司(著)
出版社:角川書店
出版年:2006.10
ISBN :4044267065

 本家サイト感想文リスト 63870 長谷敏司
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読みきれない

 ほんつなの、MY本棚に入って来る(=登録した出版社の)新刊情報から拾ってますが、ぜんぶは買い切れないし、第一、読みきれないだろうなぁ。
古典ギリシア
(高津春繁(著):講談社) 06/12/09 945円

復元安土城
(内藤昌(著):講談社) 06/12/09 1,260円

幽界森娘異聞
(笙野頼子(著):講談社) 06/12/15 660円
文庫落ち! でもこのまえに買った文庫落ち本をまだ読んでないのです。むむむ。

キケロー書簡集
(キケロー(著):岩波書店) 06/12/18 1,260円
先日から読んでいる『プリニウス書簡集』がすごくおもしろいので、これも欲しくなりました。

戦う司書と追想の魔女
(山形石雄(著):集英社) 06/12/20 650円
こないだ整理してて気がついたんですけど、前作の感想文書いてませんね、わたし! うはー。書こうと思って本を探したんだけど、どこにあるのやら……(当惑)

古事記の起源
(工藤隆(著):中央公論新社) 06/12/20 882円

黒い季節
(冲方丁(著):角川書店) 06/12/20 1,785円
再刊されましたね〜。文庫だと嬉しかったのにな。

最後のウィネベーゴ
(コニー・ウィリス(著):河出書房新社) 06/12/21 1,995円
文庫じゃないから読みたいけどたぶん買わない。

恋のドレスは明日への切符
(青木祐子(著):集英社) 06/12/22 500円

天空聖龍 3
(山口美由紀(著):白泉社) 07/01/04 410円

魔法先生ネギま! 17
(赤松健(著):講談社) 07/01/17 420円
萌えかと思えば燃えだったのネギま、早く読みたい〜。

シュヴァリエ 4
(夢路キリコ(著):講談社) 07/01/23 560円
あれっ。これ三巻読んでるかなわたし……。原作が冲方さんの漫画ですよね?

へうげもの 4
(山田芳裕(著):講談社) 07/01/23 540円
1〜3を探すところから。おもしろそうだなぁと思ってたんですけど、以前から。読んでいる友人がいたので、どうよと訊いてみたら、プッシュされました。

 とりあえず、こんな感じで!
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2006年12月19日

読了メモ:GOSICK VI

 殺伐とした時代の風を感じながらも、なんだかんだでほのぼのシーンも多い西欧アンティーク風味ミステリ、『ゴシック』の第六巻。五巻の最後が引きだったような記憶がうっすら……そして六巻が出るまでこの状況を覚えていられるのか、と自分の記憶力を疑ったこともなんとなく覚えているという状況。

 今回は「形見箱」をめぐっての殺人事件。この「形見箱」のエピソードはどうやら前巻からつづいているようなのですが……すみません、やっぱりすっかり忘れてます! うわぁん。

 まあとにかく、このシリーズのわたしにとっての魅力は、ヴィクトリカの衣装とか、素直じゃないところとか、一弥を軽く鼻であしらっているようで天然自然に逆転していたりするところとか、……そういったことどもであるようなので、今回はそのへんをバッチリ楽しめてよかったです。
 なんか、長いシリーズものの感想はみんなこうなっちゃうのですが(我ながら笑える……)、ヴィクトリカと一弥には、幸せになってほしいなぁ。
GOSICK 6

著者名:桜庭一樹(著)
出版社:富士見書房
出版年:2006.12
ISBN :4829163755

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2006年12月18日

金色のガッシュ!! 27巻

 発売日でした。買ってきました〜。

 いよいよ、ガッシュが例の「同じ顔の魔物の子」ゼオンと直接対決! 因縁が明かされるときが! といっても、重点が置かれているのはその因縁話よりも、まだまだ戦闘シーンといったところかな?
 ゼオンのパートナーであるデュフォーが、たまにすごい三白眼でカッコイイです……いや、三白眼じゃなくても言動がこう、「正統派カッコイイ悪役/軍師系」って感じでカッコイイですよ。
 しかし、カッコイイからには清麿&ガッシュを簡単に勝たせてはくれないわけで、もうボロボロ……。大丈夫か清麿〜。ガッシュ〜。
 小さいお友達に戻った気分で、つい「がんばれ〜」と声をかけたくなる漫画、それが『金色のガッシュ!!』。

 もう日本からファウードが見える状況になっていて、鈴女ちゃんが本編に登場! 久々……だよね?
金色のガッシュ!! 27

著者名:雷句誠(著)
出版社:小学館
出版年:2006.12
ISBN :4091206980
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2006年12月16日

読了メモ:妖精の女王 3

 だらだらと読み進めたので、ずっと前に名前が出た人の再登場! が辛いです。

 さて、この巻には前にSF大会でひかわさんが力説してらした「エリザベス女王のドリーム」をかなえるためのパートがありまして、美女ブリトマート(これがエリザベス女王の化身)が、アマゾンに虜にされている騎士アーティガンを助けに行くというものなのですが……たしかにこれはすごい。
 アマゾンの女王ったら、自分が試合でやっつけた騎士から鎧兜を剥ぎ取り、女装させちゃうんですよ。

 なぜ女装!? と思ったら、『申命記』に男性の女装、女性の男装を禁じる言葉があるから、まあ冒涜行為って意味なんでしょうけど……さらにエプロンも着せます。エプロンは堕落の象徴だそうですが……。
 あれですよ、甲冑をがっつり身につけて遍歴の旅ができる豪傑たちが、ずらっと並んでエプロンかけて、粛々と麻糸を紡いでるなどという情景を想像するだに恐ろしく。

 もちろん、颯爽とやってきたブリトマートは、アマゾンを負かし、その地に行われていた女性偏重のまつりごとを正すのですが、これも女王に配慮して記述がいろいろ微妙なのも面白いです。王様のための読み物だったら、「女が男の上に立つのはおかしい」と書くのは問題なくても、女王様のための読みものですから、ストレートに書き過ぎると身があやういのでしょう。
妖精の女王 3

著者名:エドマンド・スペンサー(著)
和田勇一(訳)
福田昇八(訳)
出版社:筑摩書房
出版年:2005.06
ISBN :4480420738

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2006年12月15日

パレドゥレーヌ、ノベライズの見本が届きました

 見本画像

 こんな感じの背表紙です。去年ほど厚くないです。頑張りました!

 あと、今回もあとがきを回避したので(というか、校正のときに「四ページ削って、二ページあとがきを書いてください」といわれたので、「二ページ削って、あとがきナシにしましょう!」と押し切りました)、後ろを見るとラストバレます。まあ、バレて困るようなラスト・シーンではない気もしますが……念のため。
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2006年12月14日

読了メモ:アイルランド幻想

 短編集。少し前に読んだ『蜘蛛の巣』と同じ作者の本で、興味をもったので買ってみました。

 ホラー、と銘打たれているのを、もっとちゃんと認識しておけばよかったな、というのが最初の二編ほどを読み終えたところでの感想。「アイルランド」とか「幻想」とかいうキーワードに流されて、ついそういうものを期待してしまったのですが、よくできたホラー短編集です。
 つまり、どこまで読んでも「イヤ〜ン」な感じに終わります……。

 それはまあ、ホラーだからしかたないのですが(ほとんどのホラーはそうだから。たまに例外的に、よりエンターテインメント性に傾斜した「読み終わったら元気になれるホラー」というのもある気がするけれど……まあこのジャンルもわたしはそう詳しいわけではないので、そういう印象がある、程度の話です)、この著者の場合、拭いがたくアイルランドに落ちる歴史上の暗い影が強くて重くて。
 超自然の怖さよりも、人間の駄目さとか恐ろしさとかが目立ってしまっている、といえばいいのかな。

 それとも関係するのですが、『蜘蛛の巣』を読んだときにも感じた、「啓蒙してます」という雰囲気が、ちょっと苦手かなぁ……。『蜘蛛の巣』は歴史小説というカテゴリ上、説明が多くてもそんなに不思議はないのですが、ホラーなのだから、怖がらせる方を主眼においてくれればいいのにな、と思いました。
 またゲール語が太字処理されているのも、わたしはひっかかりました。

 さんざん文句を書きましたが、上の方で「よくできた」といっているように、悪い本ではないのですけど……合わないのかなぁ、この作家さん。でもフィデルマのつづきは読みたいのよ!

 ところで、「深きに棲まうもの」は、クトゥルーですよね? ケルト伝承とからめてこれをやる人がいるとは思わなかったので、びっくり! 技ありの一本で、わたしはこれが好きかな。頭のいい書き手だと思うせいか、冴えた発想が感じられる作品が好きです。
アイルランド幻想

著者名:ピーター・トレメイン(著)
甲斐萬里江(訳)
出版社:光文社
出版年:2005.08
ISBN :4334761577

 本家サイト感想文リスト 63870 ピーター・トレメイン
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2006年12月13日

久々にネット書店で本を買う

 久々なんです。わたしの感覚では。
 で、いろいろ届いたものを一気に読みはじめるから、どれも読み終わらないという間抜けっぷりなのですが、まあ新しい本がたくさんある状況って幸せだからいいですよね! そのあと、どこに置くかで困るんですけどね。

 今回のヒットは、『プリニウス書簡集』です。通読できるかなぁ、とあやぶみながら買ったのですが、とりあえず三巻(つまり三章というか……)までは問題なく進みました! ローマ人(の貴紳と呼ばれる階級)の常識、おもしろ過ぎます。

  • 「四月中誰かが朗読しない日は、ほとんど一日もなかった」と書かれるほど朗読会が盛ん。辟易している人も多い……そりゃそうだろう。
  • ローマ人の娘はまともな教育も受けず12歳くらいで結婚し、最初に嫁いだ夫に教育される……それはどこの紫の上ですか!?
  • 大プリニウスは寝る間も惜しんで勉強したらしい……まあ百科全書のようなものを書き上げてしまう人だから、さもありなん
  • 大プリニウスは移動するときも輿を使った。なぜなら徒歩では本が読めないが、輿なら移動中も本が読めるから!……しかも甥の小プリニウスに向かって、歩いた時間は無駄! みたいなことまでのたもうたとか。
  • 大プリニウスの家で朗読者が間違ったとき、客がそれを指摘して読み直させた。あとで大プリニウスがその客に、あなたはあれが誤りであると知っていたのだろう、なら読み直させる必要はないではないか、あなたが読み直させたおかげで何行ぶんかの時間を損した! とのたもうた……。

 大プリニウス、キャラ立ち過ぎじゃないですか!?

 書簡集を遺したのは甥の小プリニウスの方で、こちらはここまで読んだ限り、とても親切で面倒見の良い、ちょっと心配性なおじさん、という印象。
 まあ、一気に読める本でもないと思うので、ぼちぼち読み進めます。
プリニウス書簡集

著者名:プリニウス(著)
國原吉之助(訳)
出版社:講談社
出版年:1999.03
ISBN :4061593676
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2006年12月12日

読了メモ:スイートホームスイート 3

 副題は、「錯綜のフリューゲルト・レポート」。あのお城にテレビカメラが入る! というお話です。が、シリーズ読者としては、二巻の最後で主人公がやらかした重大発言後の展開の方が気になるわけで、いかにわたしが忘れっぽくても忘れはすまいというくらいのシチュエーションだったんですけど。
 ですけどでも。それがこうなるの〜!? ハラホロヒレハレ〜。まぁ、彼らしいといえば彼らしいです。はい。

 今回は、ロルフ君が、えらいイイ男でした。あと、ペラジーはちょっと万能力過ぎるかなぁ、と思いました。
 次の巻でシリーズ終了だそうですが、どうまとまるのか、楽しみです。
スイートホームスイート 3

著者名:佐々原史緒(著)
出版社:エンターブレイン
出版年:2006.11
ISBN :4757730349

 本家サイト感想文リスト 63870 佐々原史緒
posted by うさぎ屋 at 17:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

読了メモ:廃墟大全

 廃墟論集。トレヴィルから出ていたものの再刊(多少、内容に異同あり)だとか。文庫でお手軽、執筆陣が豪華(いずれ長文感想書くときにリストアップするので、ここでは省略。今、感想文時差が二冊にまで縮んでいるので、遠からず書けるでしょう……)だったので買ってみました。
 読むと、ピラネージの版画がとても欲しくなります。あと、フリードリヒとか。

 漠然と「廃墟いいのぅ」と考えていたその嗜好の根っこがどこにあるかとか、歴史上確認されている「廃墟嗜好」の変遷とか、いや勉強になる本でした。
 エヴァンゲリオン論も含まれているんですが、この本のために書かれたものではないそうで、ちょっとフォーカスがズレてるかな、と感じました。論自体はおもしろかったですけど。
 あと、劇場版が公開される前に書かれたものでもありますね。わたしも劇場版は見てないので、なんともかんともですが……。
廃墟大全

著者名:谷川渥(編集)
飯沢耕太郎(著)
出版社:中央公論新社
出版年:2003.03
ISBN :412204183X
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2006年12月11日

グリムのような物語 スノウホワイト

『トゥルーデおばさん』にひきつづき、『スノウホワイト』も読んでみました。同様の(グリム童話を題材にした)趣向の連作短編集が相次いで、違う出版社から、同じ漫画家の作品集として刊行される……というのも、なんだか珍しいように感じます。

 しかも、読んでびっくり、こちらにも「ラプンツェル」が入ってるのですね〜。さすがというか、ぜんぜん違う話になっています。どちらかというと、『トゥルーデ〜』におさめられていた方が好きかな……。でも、先に読んだからというのがあるかも。
 なんにせよ、この著者はワン・アンド・オンリー、つまり「この人にしか描けないであろう世界を描く」漫画家さんだと思います。個性がはっきりしているだけに、受け付けない人もいるでしょうけど、わたしはかなり好きです。

 そういや、わたしもグリムをネタに書いたことがありましたね。って、今ごろ思いだしました……。あれもなぁ。当時買ってくださったかたには悪いのですが、無料で公開し直そうかと、去年あたりからずーっと考えています。どうしたものか。
スノウホワイト

著者名:諸星大二郎(著)
出版社:東京創元社
出版年:2006.12
ISBN :4488023916
posted by うさぎ屋 at 22:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 漫画

2006年12月10日

諸星版グリム童話

『スノウホワイト』も読まなきゃと思いつつ、まず表題作がトルーデおばさんであることにおどろいて、こちらから。「トルーデおばさん」は短いお話で、かなり理不尽かつ唐突な「投げっぱなし」の物語だという印象があったので、どう料理するのかなぁと思っていたのですが。かなりふくらませた、読みごたえのある内容でした。

 どの物語にしても、元の話をこう捻るのか〜、と唸らされます。自分ではとうてい思いつかない方向に展開していくので、まったく先が読めず、おもしろかったです。
 好きなのは、その「トルーデおばさん」と、「ラプンツェル」かなぁ……。
トゥルーデおばさん

著者名:諸星大二郎(著)
出版社:朝日ソノラマ
出版年:2006.02
ISBN :4257905468
posted by うさぎ屋 at 12:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 漫画

2006年12月09日

読了メモ:人間の土地

 買ったのは何ヵ月か前なのですが、ようやく読み終わりました。ぐいぐい読み進めるべき本でもないので……一言一句を味わうタイプというか、これって散文ですけど詩でもあり、哲学でもありますよね。いや、すごい本でした。

 きっかけは、四季さんのこの記事です。

 著者はサン・テグジュペリ、いわずと知れた『星の王子様』の作者。
 本書は、飛行機の操縦士としての彼自身の体験と、そこから得た洞察を「直接的に」表現した一冊だと思います。これを暗喩に満ちた物語にすると、たぶん『星の王子様』になるのでしょう。そこここに、共通するイメージの源泉を見ましたが、あきらかにこちらが「源」です。純粋な結晶のかがやきを感じます。
 いたるところに詩心(あるいは詩神?)を感じてしまうのは、訳が堀口大學だからでしょうか。フランス語で読むなんて芸当はとうていできかねますが、でも、原文も詩的なのだろうなぁ、きっと……。

 宮崎駿氏の解説も、非常に興味深かったです。
 素晴らしい一冊でした。
人間の土地

著者名:サン・テグジュペリ(著)
堀口大學(訳)
出版社:新潮社
出版年:2006.12
ISBN :4102122028
posted by うさぎ屋 at 16:32| Comment(2) | TrackBack(0) | その他の本

ONE PIECE 44

 エニエス・ロビー篇はこれで終了とのこと。

 いやぁ。まさかこう来るとは。
迎えに来たよ

 ですよ! ああびっくりした。物語をつくるのがうまい人って、ほんとうにいるんだなと思いました。
ONE PIECE 巻44

著者名:尾田栄一郎(著)
出版社:集英社
出版年:2006.12
ISBN :4088742877
posted by うさぎ屋 at 13:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画

2006年12月07日

もう出てしまっている本が多め

 案の定、読みはじめたら新刊のチェックが疎かに。室内に積んである本にしか目線が届かなくなっちゃうんだよなぁ……。
 ともあれ、チェックはつづけていたので、ほんつなの新刊リストから。

腐女子彼女。
(ぺんたぶ(著):エンターブレイン)06/12/08 1,050円
あー、これネットで漫画連載してたやつ? と思って検索してみたら、違いました。大間違いでした……こちらも面白そうではありますが。
わたしが勘違いしていたのも本になればいいのに! と思って検索したら、ほんとうに本になってました……(というか、これからなるところ)。これはおもしろいと思ったものは、だいたい本になりますなあ。

くもの巣の小道
イタロ・カルヴィーノ(著):筑摩書房)06/12/08 819円
ああ、河出文庫? と思ってよく見たら筑摩でした……。ええ〜。ただでさえ途中で装丁が変わって悲しいのに、なぜ筑摩! でも買うと思います。

GOSICK 6
(桜庭一樹(著):富士見書房)06/12/09 567円

考古学から見た古代オリエント史
(ジャック・フィネガン(著):岩波書店)11,550円
素晴らしいお値段なので、無理。

ぼくのキャノン
(池上永一(著):文藝春秋)06/12/06 690円

銀の騎士金の狼
(榎田尤利(著):講談社)06/12/04 609円
またシリーズ名違うってマジですか?

スノウホワイト
(諸星大二郎(著):東京創元社)06/12/01 1,000円

竜を駆る種族
(ジャック・ヴァンス(著):早川書房)06/11/24 693円

中国古代書簡集
(佐藤武敏(著):講談社)06/11/11 1,050円

聖王ルイ
(ジャン・ド・ジョワンヴィル(著):筑摩書房)06/11/10 1,575円
これもチェックはしたが、たぶん買わない……わたしの財布と我が家の本の置き場所は有限というかすでにピンチ!
posted by うさぎ屋 at 22:37| Comment(4) | TrackBack(0) | 刊行予定

2006年12月06日

読了メモ:ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 2

 これも、やっと読めたシリーズ。都会で買ってきましたよ……三版まで版を重ねているのに、近所には入荷しないなんてー。

 今回は、シャーロックとクリスが同席するシーンに胸キュン(死語っぽいが、わたくしの中では生き生きとかがやく言葉! アホか……)しまくりですよ〜。じれったくて、たまらぬ! 乙女成分補給完了!

 冷静に考えると、この時代でこの階級差……無理っぽい恋愛なのですが、コバルトなので、うまくいってくれると信じてます。いや、うまくいかなかったら暴動だ! 革命だ!←パレドゥレーヌやり過ぎ。
恋のドレスは開幕のベルを鳴らして

著者名:青木祐子(著)
出版社:集英社
出版年:2006.03
ISBN :4086007568
posted by うさぎ屋 at 15:04| Comment(6) | TrackBack(0) | 小説

再校、終わりました

 表題の通りです。終わりました。やったー。ばんざーい。
 最後の調整は電話でしていたのですが、ばんざーい、と叫んだらば、編集者に「何回目ですか」とつっこまれました。今回の担当さんは、はじめて一緒にお仕事をするかたなんですが、えー、冷静なおかたです……。
 まあ、一緒に万歳しようぜ! とは、いきませんしね。編集者の仕事は、まだ終わっていませんから。

 小説が本になるときの流れは、こんな感じです。

・プロット提出
  ↓意見などもらって訂正したり。OKが出たら
・原稿書く
  ↓途中で見てもらったり、いろいろしつつ完成したら
・初稿提出
  ↓編集者に意見をもらって直したりしつつ
・入稿
  ↓ルビがついたり、実際に印刷されるときの文字組にされて
・校正(ゲラ)
  ↓校閲さんの指摘もあわせて、こまごま修正
・再校(ゲラ) ←今、ココまで終わったです
  ↓著者が関与するのは、だいたい再校まで
・念校
  ↓編集者が「修正箇所が直ってるか」など、最終チェック
・校了

 こんな流れです。時間がないと、校正が一回になります。売れっ子さんだと、「再校なんて見たことがない」と言えたりします。憧れですが、直すの大好き人間としては、怖くてできません……。
 この合間にイラストのチェックとか、カバーのデザイン案を見せてもらったりとか、やることはいろいろありますね。
 今回は版権ものなので、そちらからのチェックとの、すりあわせ作業もありました。

 で、その本ですが、版元のサイトに詳細データが掲載されております。
 http://www.konami.jp/book/cgi-bin/detail.cgi?goods_key=ISBN4-86155-833-6

 やー、これで今年も本が出てしまいそうですね。22日だからギリギリ今年。
 来年こそ隠居したいものですが、献本用に住所の確認をしていたら、某知人から、さっさとプロットを出しなさいよと……やんわり叱られてしまいました……。ありがたいことです。はい。ええ。自分に言い聞かせました。
posted by うさぎ屋 at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2006年12月05日

読了メモ:聞け、我が呼ばいし声

 あちこちで評判いいなという印象があったので、都会に出たときに探してきました。なんと我が家の近所の書店さんからは、現在、ホワイトハートが完全に消えてしまっているのです……。

 逆ハーレムものらしい、毎回「引き」で終わるらしい、……という印象だけあちこちでチラ見した感想から得ていて、さて読みはじめてみますと、文章にまずおどろかされました。カタカナ名前のキャラクターが活躍する少女もの異世界ファンタジーとは思えないほど、言葉の選択がこう……安易にカタカナに流れないというか、できるだけ日本語で書こうとしているという姿勢がうかがわれ、へぇ〜、これはこれはと。

 物語自体は、特殊な運命を背負わされた少女が、周囲に支えられたり、陥れられたりしながらも進んでいくという感じで、そこに独特の「精霊」や「幻獣」の設定が組みあわさって、うまく構成されていると思います。男女の出生率の不均衡にからめて、女性のみの特殊な力とか、誓約とか、よく練られていると感じました。

 で、たしかに「引き」で終わってました……。しまった、大人買いしてくるんだった。
 また都会に出たら、つづきを買ってこようと思います。

 著者あとがきを読んでみると、カタカナは固有名詞以外に使わないという決意のもとに書かれたのだそうで、なるほど納得。
聞け、我が呼ばいし声

著者名:本宮ことは(著)
出版社:講談社
出版年:2006.06
ISBN :4062558823

以下、蛇足気味。
posted by うさぎ屋 at 01:01| Comment(0) | TrackBack(1) | 小説

2006年12月03日

大奥 第二巻

 とっくに出てたはずですが、体調を崩して外出できず……ようやく購入できました。そして即、読みました!

 今回は、一巻より時代を遡っての物語になります。
 で、第一巻を読まなくても、いきなりここから読んでもOKの内容となっております。素晴らしい。

 世は、未だ「若い男ばかりがかかる」謎の疫病が流行しはじめたばかりの頃まで戻り、当時の将軍家を取り仕切っていたのは春日局……という時代。まだ将軍家が疫病で死んだことも、その身替わりに少女が立てられたこともおおっぴらにはできず、人知れず大奥に男たちが集められ――集められた男たちはもちろん、将軍家もまた秘密を漏らさぬため、高貴なる虜囚に過ぎないという、辛く寂しい物語。

 しかしヘヴィな話ですなコレもまた……。好きだからしかたないんですけど、あれ読んでもヘヴィ、これ読んでもヘヴィ、どっち向いてもウッヒョー! みたいな昨今です。
大奥 2
著者名:よしながふみ(著)
出版社:白泉社
出版年:2006.11
ISBN :4592143027
posted by うさぎ屋 at 20:59| Comment(4) | TrackBack(0) | 漫画

2006年12月02日

読了メモ:蜘蛛の巣(下)

 思った通り、読み終えてしまいました……。おもしろかったです。
 利権や思惑が複雑にからみあい