2006年07月31日

読了メモ:お縫い子テルミー

 流しの仕立屋が主人公、という惹句にそそられて購入、さらりと読了。
 表題作と「ABARE・DAIKO」の二作品が収録されています。

 表題作は、あまりピンときませんでした。お裁縫関連の雑念が邪魔で! だって、布を買ったその足でファミレスに行き、そのまま裁って縫い始めちゃうのですよ。自分のものを縫うんだから好きにすればいいんだけど、そういうことする人が、お金をとって人のものを縫うということが、承服しかねるのです。

 お裁縫に関しては、自分は頭が固いのではないかと思いました。余分なとこにひっかかり過ぎ。

 で、惰性で読んだ「ABARE・DAIKO」の方。こっちは、お裁縫シーンが出てこないせいか、雑念もわかず、楽しく読めました。
 主人公は飄々とした小学生で、夏休み、「留守番のアルバイトをします」という貼り紙をこっそりしてみたところ、依頼が来て……という話。
 なにかどろどろしたものが身体の中に……というあたりは妙な迫力に満ちてるし、最後にオッチンと他愛のない悪戯をたくらむあたりは爽やかに笑えて、なかなか。
お縫い子テルミー
著者名:栗田有起(著)
出版社:集英社
出版年:2006.06
ISBN :4087460509
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献本御礼:オーパーツ、あらかると5

 オーパーツ・ラブも、すでに長寿シリーズといってよいのではないでしょうか? 新刊のご刊行おめでとうございます、そしていつもありがとうございます〜。

 浴衣姿のお嬢さんたちのイラストが、とっても艶っぽくてステキです。夏だなぁ……。
オーパーツ・ラブSP〜あ・ら・か・る・と 5
著者名:ゆうきりん(著)
出版社:集英社
出版年:2006.07
ISBN :4086303086
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2006年07月30日

読了メモ:喪の女王 4

 あちこちのブログで「読了」とか「入手」とかいう文字が踊っていたので、あわてて本屋へ。こればっかりは、ネタバレされては困ると思ったからで、つまりそれくらい楽しみにしていて、同時に楽しみのキモが「今度はどんなジェットコースター展開なのか」という部分にあるんだなぁ、と自己分析。
 鬱陶しいなぁ>自分

 それはそれとして、たいがい容赦ないですな……。63916
 わたしは基本的にのんびりした人間なので、読んでいてけっこう辛いものが。せ、せめてエドだけは幸せに……。ううう。

 カリエ〜、頑張ってくれぃ! つーかアンタまたよその男にドキドキしてもうホントに!! ホントに!!!!(かなり絶叫)
流血女神伝喪の女王 4
著者名:須賀しのぶ(著)
出版社:集英社
出版年:2006.07
ISBN :4086008033

63870 シリーズ長文感想一覧
posted by うさぎ屋 at 12:25| Comment(0) | TrackBack(2) | 小説

2006年07月29日

読了メモ:脅威の戦争

 副題は、「古代の生物化学兵器」。

 神話や伝説レベルの逸話から、これは実は蛇毒ではないかとか、実は細菌兵器ではないかとか、関連づけて説いていく形式。時間的にも空間的にも、かなり広い範囲を網羅していますが、やはり西欧神話に強いかな……。

 ちょっとどうかなと思うのは、原典からの抜粋が恣意的過ぎるというか、著者ヴィジョンに意訳されてしまっているのでは? と感じる部分があること。わりと納得はできるのだけど、やや強弁っぽいというか?

 なんだかおもしろそうな、と手にとってから読み終えるまで、あまりに時間がかかったので(何日か置きに、ちびちび読んでいた……)、もう前半はかなり記憶が遠くなってしまっているのですが。
 何度も名前が出てくる毒物免疫大王ミトリダテスの逸話が、かなり面白いので、今度はミトリダテスにスポットをあてた本でも探してみようかなぁ。ローマ軍からしたら悪者なのは間違いないでしょうけど、他の立場から見た記述も残ってるのかな?
驚異の戦争
著者名:エイドリアン・メイヤー(著)
     竹内さなみ(訳)
出版社:講談社
出版年:2006.05
ISBN :4062754096
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2006年07月28日

レディー・ヴィクトリアン6〜10

 またしても、はしたなくも半端に大人買いしたわけですけれども……。
 どハマリしたかもしれませんわ。一巻を読ませていただいたときには、ここまでハマるとは思わなかったのですけれど、わたくしとしたことが、ガッチリです。いや、いつものことでしたわね。それでこそ、わたくし。
 いや〜、それにしても!

 ノエルさん、辛いなぁ。←いつわらざる感想。

 ちなみに六巻冒頭は銀泥棒の後始末、後半から八巻中盤までミス・グリーンのいわゆる「女家庭教師」事件、八巻後半から十巻までずっとクリスマス期間です。おかげで、真夏なのにすっかりクリスマス気分に。そして、ノエルさんに深くはげしく同情を。
レディー・ヴィクトリアン 6
著者名:もとなおこ(著)
出版社:秋田書店
出版年:2001.11
ISBN :4253190790
レディー・ヴィクトリアン 7
著者名:もとなおこ(著)
出版社:秋田書店
出版年:2002.03
ISBN :4253190804
レディー・ヴィクトリアン 8
著者名:もとなおこ(著)
出版社:秋田書店
出版年:2002.08
ISBN :4253191347
レディー・ヴィクトリアン 9
著者名:もとなおこ(著)
出版社:秋田書店
出版年:2002.12
ISBN :4253191355
レディー・ヴィクトリアン 10
著者名:もとなおこ(著)
出版社:秋田書店
出版年:2003.05
ISBN :4253191363
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2006年07月25日

飛鳥昔語り

 早川書房のコミック文庫から。中・短編集です。

 表題作は、有間皇子の悲劇をとりあげたもの。
「チゴイネルワイゼン」は、好きなことを商売にしなければならない漫画家という仕事について。
「ほくの中のアリスへ」は、収録作中では一番、いわゆる少女マンガっぽい作品かも? 学生さんとか不治の病の少女とかロマンスとか部活動とか。
「村木くんのネコぶるーす」は、再婚した家族の物語。
「桜の森の満開の下」は、家と学校で完全に人が変わっている猫かぶり生徒会長とその妹、そして長髪美人さんの話。
「鶴姫哀話」は、夕鶴ですね。鶴の恩返し。シュール。

 最後に、描き下ろしで「飛鳥昔語りの頃の事」という、あとがきマンガが入ってます。

 全体に、時代を感じますが(絵柄とか、コマ割りとか、設定とか)、この作者さんは、どこまでいってもこの人らしいよなぁ……、と。容易には置き換えの効かない、独特の視点とか、感覚とかをもってらっしゃるかたですよね。かわいらしい絵柄なのに、お話は「かわいいだけ」では終わらないというか。
飛鳥昔語り
著者名:清原なつの(著)
出版社:早川書房
出版年:2006.04
ISBN :4150308438
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2006年07月24日

読了メモ:魔法使いハウルと火の悪魔

 再読です。
 えー、アニメを地上波TV放映してたので、観たんですよ。

 もともと、アニメが原作を忠実に映像化するだろうとは思ってもいませんでしたし、きっと観たら文句ブーブーだろうと予測していたのです。
 だから観ていなかったのです。
 でもまぁテレビでやるなら……最初から期待しなければいいんじゃないかな? と観たのが、間違いだったのかもしれません。
 やっぱり文句ブーブーでした。文句いい過ぎて疲れました。わたしの心って、なんて狭いの。

 それで「えー、原作こんなんじゃないし、絶対!」と思い、読み返したい、買って読んだから家にあるはずだけどどこにあるの、ひょっとして先月だったかに、「きぃぃいい! もう本なんて邪魔、邪魔、邪魔!」とヒステリックに段ボール二箱くらい一気に詰めてなにも考えないようにして処分したときに、詰めちゃったのかも……っていうか二箱じゃ焼け石に水だとわかったよ、ママン。ぼくもう疲れたよ……。と、びくびくしながら探していたのですが。
 発見。そして無事に読了。

 読み返したら、やっぱりちゃんと面白くて、ほっとしました。そうよね、ほんとはこういう話なのよ! あんなワケわかんない戦争とかしてないし、カカシはアレでコレだし、髪が星色だなんていわないし、千年も長生きするようにという台詞にも必要があるんですよ。そうなのよ!

 映画のハウルさんはかっこよかったですね。だから、ハウルのアイドル映画として観るんならいいかな、と思いました。
魔法使いハウルと火の悪魔
著者名:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(著)
     西村醇子(訳)
出版社:徳間書店
出版年:1997.05
ISBN :4198607095

 今のところ、ゲド戦記は観ないつもりです。
 ゲドに対する思い入れは、ハウルへの思い入れとは比べ物にならないほど強い。ハウルでこれですから……ゲドを、ゲドの名のもとに別のものに作り変えられたら、受け入れられないでしょう。
 自分がそんなに寛大で、こだわらない心の持ち主とは思えません。

 映画つくる人は(アニメに限らず)、別のものをつくりたいのだったら、最初から、別のものとしてつくってくださればよろしいのに……。
posted by うさぎ屋 at 02:49| Comment(8) | TrackBack(1) | 小説

ハガレン十四

 特のついてない方を買いました。読みました。うっはー。←感想。

 巻末予告からすると、次はイシュヴァール戦の話に戻るみたいですね。むむむ。
 今回の仰天その一は、賢者の石を受け入れちゃった人ですが、どどどどうなっちゃうの?ミックス(?)後のキャラクターも、なかなかステキですけど。
 仰天その二は巻末の意味ありげなシャワーシーンです。ネタバレのため詳述しませんが、これってなんか意味あるんだっけ(←すっかり忘れてる)

 あー、駄目だぁぁ、古いのを発掘して読み返さないと無理。すみません。
 新刊が出るたび、そういって愚痴ってますね。なんて駄目なんだ。
鋼の錬金術師 14
著者名:荒川弘(著)
出版社:スクウェア・エニックス
出版年:2006.07
ISBN :475751719X

 63873 このブログ内を検索:「鋼の錬金術師
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2006年07月23日

テレプシコーラ九巻

 千花の手術で母・姉不在のときに、クララという大役をやることになった六花の運命や如何に? というわけで、本番篇。六花ちゃんは、まわりに理解者となる大人、それも指導者的立場の人がたくさんいるところまで含めて、運の強い子として設定されてるのかな、と思いますが。
 逆に千花ちゃんの不運っぷりは、雪だるま式で。強い子だけに、心が痛むなぁ、って感じです。
舞姫(テレプシコーラ) 9
著者名:山岸凉子(著)
出版社:メディアファクトリー
出版年:2006.07
ISBN :4840116083

63870 八巻感想
posted by うさぎ屋 at 21:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画

ゼットマン七巻

 またまたジンのパートです。今回は多少嬉しい部分もあり(オバチャンのエピソードとか)、しかしきっとあとでまた酷いことになるんだよ、と悲観してみたり。基本的に、「つらい話」だからなぁ。

 ダーク・ヒーローというのではないのですが、スーパー・ヒーローというものが潜在的に抱えざるを得ない「負」の部分を、これでもか、これでもか、と描写していく漫画ですね。今回は、ジンが今までどうしていたのか、という部分の説明になっていますが、最後は引きです。
 やばいぜ、ガム持ってないぜ、で引き。これでまた半年くらい待つのかなぁ。とほほ。
ZETMAN 7
著者名:桂正和(著)
出版社:集英社
出版年:2006.07
ISBN :4088771141

63870 六巻の感想
posted by うさぎ屋 at 21:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画

2006年07月22日

読了メモ:極北からの声

 フルメタル・パニック! の、サイドアームズ(ミスリル寄りで本編にわりと関係が深い)、短編集第二巻。です。

 やー、おもしろいなー。三本あって、前二本がオヤジの過去回想話、最後の一本が陣代高校話。つづけて読むとギャップがすごいですね。高校側は高校側でおもしろいですが、わたしはミスリル寄りしかもオヤジの二本の方が好きでした。あまり読みませんが、戦争冒険小説の類にも手を出すべきなのかな……ってこれ以上積んでどうするの!>自分

 作中でちらりと挙げられている『海の男ホーンブロワー』もシリーズぜんぶ読みました。あれ好きでねぇ……ホーンブロワーのストイックぶりが。お金儲けたい(拿捕に走りたい)けど、つい軍事行動を命令以上に(つまり戦略的なことを考えて拿捕を後回しにし、かつ、より完璧に)やってしまう、あのやるせなさぶりが!
 
 そうそう、【Reading Diary -MEMO】さんの「『極北からの声 フルメタル・パニック! サイドアームズ2』」の記事でも、ホーンブロワーの話が出ていましたが、ホーンブロワーの翻訳文庫は、一回、現役を退いていたはずです。再刊されたのは、テレビドラマ化されて、日本でもBSで放映されたからではないかと思います。
 63870 感想:『パナマの死闘』〈海の男ホーンブロワー〉
極北からの声
著者名:賀東招二(著)
出版社:富士見書房
出版年:2006.07
ISBN :4829118423
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献本御礼、いや『ダークホルムの闇の君』ハードカバー版だから

 解説書いてたんでした!

 というわけで、ハードカバー版の『ダークホルムの闇の君』が手元に届きました。いつもありがとうございます>編集者さま そして、お疲れさまです。

 上下巻分冊です。ああ、そうか……けっこう厚かったからなぁ、と今さら思いました。
 下巻の方には書き下ろしというか書き直し解説も収録されておりますので、よろしくお願いいたします。ぺっこり、ぺっこり。

 ほんつなにデータが入ったら、この下に入れますね。

※2006-09-09追記:遅くなりましたが! 今頃気がついたので、データ入れておきます!
ダークホルムの闇の君 上

著者名:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(著)
浅羽莢子(訳)
出版社:東京創元社
出版年:2006.07
ISBN :4488019455
ダークホルムの闇の君 下

著者名:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(著)
浅羽莢子(訳)
出版社:東京創元社
出版年:2006.07
ISBN :4488019463
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2006年07月21日

ラストヘブン

 まあその、昨晩読んでしまったわけですが。ちなみに『ブレスレス〜』の方は、日付がかわる前に読みました。こちらは日付が変わってからです。
 どうでもいいことで、失礼しました。

 佐々木さんの御本はいつもそうなのですが、今回もグロ全開です。クライヴ・バーカーとか喜んで読む人にはおすすめします。悪夢的状況の連続です。なんといっても、幻視力の凄さ! が、この作者さんの特徴だと思います。
 弱点は、全体を通貫するストーリーの流れが、ちょっと弱いところかなぁ……。個々の残虐シーンがもの凄いだけに、そっちに印象が引っ張られてしまうせいかも。

 わたしが編集者なら、この人には幻視的なおもむきの強い連作短編を書いてもらいます。共通のキーワードとか、キャラクターとかで引っ張る程度の関連性はあるけれども、全体として辻褄が合うとか、流れがあるとかよりも、個々の短編の「不思議度」を優先させるような。
 そしてわたしが版元なら、それをちょっといい装丁で出します。なんて、さらにどうでもいい妄想でした……。ううう。

 前半のキャラクターのかけあいなんか、非常に個性が出ていて、辛辣で、軽妙で、微笑ましくて、すごく好きなんですけど。でもこの本、かれらと同じ年代の子が読んだら、本気で怖いと思いますよ。夜中にトイレ行けなくなる級。

 今回のイヤキャラ度ナンバー・ワンは、『お習字さん』(仮名)かなぁ……。痛いって、それ。絶対。
ラストヘブン
著者名:佐々木禎子(著)
出版社:徳間書店
出版年:2006.07
ISBN :4198507090
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読了メモ:ブレスレス・ハンター 1

 HJ文庫の創刊ラインナップです。

 ずーっと昔、ベテラン作家さんから、「ノベルスで売れるのは「復讐もの」、家族だの恋人だのを殺されて孤独になった男がひたすら復讐という正義を掲げて悪いやつをやっつけるの。これ最強。(要約)」というお話をうかがったことがあるのですが、なんとなく、そのことを思いだしました。
 そういえば、ライトノベルのレーベルから出ているものにも(とくに男の子向けのレーベルには)、けっこう「復讐もの」って多いかも?

 しかしこれは、まず妹を失い、ついで両親もばたばたと消されて孤独になった少年が、じゃあ復讐に身を任せるかというと、そんな単純ではないのでした。かなり捻られています。その捻り具合が、なかなかおもしろいわけです。
 それだけに重い話で、爽快感とかは低めかな? って感じですね。

 ちょっと、キャラクターが固いかなぁ、と思うのですけど、それもこの作品だからなのかな。固いっていうか……なんだろう、すごくこう、一本気というか、一途というか、ベクトルがまっすぐで一方向でわかりやすいというか……。説明しているうちに、自分でもワケわかんなくなってきました。ううう。
ブレスレス・ハンター 1
著者名:葛西伸哉(著)
出版社:ホビージャパン
出版年:2006.07
ISBN :4894254352
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2006年07月20日

献本御礼:ラストヘブン

 佐々木禎子さまにいただきました。ありがとうございます!

 ホラーになるのかな? 副題が「生きて地獄を見た少年」なので、たぶん比喩的表現としての地獄ではなく、マジで地獄を見ちゃった少年が主人公なんだと予測します。きっとそうだ。
 うわー。
 もうちょっと暑くなってから、暑気払いに読んだ方がいいかも。ここ数日、涼しくて過ごしやすいので……。

 佐々木さんのハルキホラー文庫時代の作風を知っているので、あんな感じかな、こんな感じかな、と勝手に脳内で地獄発生。なんてお手軽なわたし。
『鬼石』刊行時の対談のようなものがサイトにありますので、よかったらご覧ください。わたしも見て、なつかしくなりました。こういう対話系のコンテンツは、ディレクトリを切り直して別の場所にまとめた方がいいかなぁ、と考え中なので、URIは変更になる可能性がありますが、ま、一応。

63870『鬼石』『NAGA』対談
 1.http://usagiya.cside2.com/notes/rnote.php?u=books/interview/onisi_01.htm
 2.http://usagiya.cside2.com/notes/rnote.php?u=books/interview/onisi_02.htm
 3.http://usagiya.cside2.com/notes/rnote.php?u=books/interview/onisi_03.htm
 4.http://usagiya.cside2.com/notes/rnote.php?u=books/interview/onisi_04.htm
ラストヘブン
著者名:佐々木禎子(著)
出版社:徳間書店
出版年:2006.07
ISBN :4198507090
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『ドリームボックス』の書評

 興味はあるけど読みたくないというか、想像しただけで抑うつ状態になりそうなので、敬遠してしまいそうな予感ですが、書評を発見したのでリンクしておきます。
 http://www.nikkeibp.co.jp/sj/bookreview/05/

 ペットの殺処分をめぐる、取材をもとにしたフィクション形式のドキュメンタリー……? と、いった感じのものかと思いますが、いやもう考えると辛いです。ほんと辛い。
 わたしのサイト(本家の方ね)、「オオカミ 飼う」でしょっちゅう検索されてるんですよ。

 飼うな。
 あれは飼うものじゃないから! もの珍しいペットとして、かっこいいからとかそんな理由と覚悟で、日本の一般人が飼えるものではありません。というのが、いろいろ調べての感想です。
 63873オオカミ」で本家サイト感想文を検索

 まあ、まだ「調べるだけ、いい方」という見方もできるんですけどね……。
ドリームボックス
著者名:小林照幸(著)
出版社:毎日新聞社
出版年:2006.06
ISBN :4620317683
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文化庁のアンケート

 アンケートが始まっています。
 13日からだったのだけど、知ったのが5日で、
「これは始まるころには忘れていそうだなぁ」
 なんて思ったんですけどね。思った通り、忘れてました……。
「日本のメディア芸術100選」は、文化庁メディア芸術祭10周年を記念して、日本を代表するメディア芸術100作品を選ぶためのWeb投票です。リストに挙げた作品を例に、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの各部門それぞれに、あなたが選ぶ10作品を教えてください。
皆さまの投票で、「日本のメディア芸術100選」を完成させていきましょう。

文化庁メディア芸術祭10周年企画アンケート 日本のメディア芸術100選

 アンケートにあがっている候補をざっと見たんですけど、これ、選ぶの難しいですね〜……。
(※候補作以外に投票したい場合は、自分で任意の作品名を書くこともできるようです)

 2006年8月31日まで受け付けるみたいです。それまでに選べるかなぁ。
posted by うさぎ屋 at 00:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2006年07月17日

イーリアスの訳文

 よく拝見している【Ciel Bleu】さんに、
雰囲気は十分出ているとはいえ、散文調に訳されてるのがちょっと残念なんですが、大半の読者は詩なんて読みたくないでしょうし、それもいたし方ないのかな…。以前読んだ時は、詩の形だったような覚えがあるのだけど。

 ……という記事があるのですが。その「以前読んだ」と書かれているのは、おそらく呉茂一訳ではないでしょうか。

 岩波文庫から出ていたのは、まえは『イリアス』ではなく『イーリアス』という題名で、訳者は呉茂一さんでした。わたしはその、二十年くらい前に読んだ呉茂一訳が染み付いており、先日、書店店頭で新訳の『イリアス』の方を見て、訳文の善し悪しというより「自分が知っているのと違う!」という感覚が強くて、買い直すことができなかったのを覚えています。

 なぜ「買い直す」のかというと、上巻をですね、結婚するとき実家に置いてきてしまいまして……そして先年、実家が火災にあったとき、その本も炎上してしまったわけです。
 ああもう。
 と思っていたら、なんと平凡社ライブラリーから出直していますね、呉茂一訳。おどろきました。やはり、「あの訳がいい」という人がいらしたということでしょうか。こ、これ買うべきかなぁ……。

イーリアス
著者名:ホメーロス(著)
     呉茂一(訳)
     HOMEROS
出版社:平凡社
出版年:2003.07
ISBN :4582764738
イーリアス
著者名:ホメーロス(著)
     呉茂一(訳)
出版社:平凡社
出版年:2003.08
ISBN :4582764762


 ちなみに原文は「英雄六脚韻」と呼ばれる形式で、原則として
「タータタ|タータタ|タータタ|タータタ|タータタ|ターター」
 というリズムを踏まえつつ書かれているとのこと。

 あまり関係ないですが、拙著によく出てくる詩の断片のようなものは、呉茂一訳文ならびにギリシャ古典詩の考えかたから、強く影響を受けていると思います。古典詩の考えかたというのは、つまり、
 神→(神が見せる真実)→詩人(詩作する人)→詩人(詩を吟詠する人)→聴衆
 というような手順を踏んで詩が作られるという原則です。
 だから「歌わせ給へ」というように、神に祈念する言葉、あるいは「どこかから伝わった」という雰囲気をあらわす語を編み込んで書くことが多い、というわけであります。

 その詩を歌っている人はもとより、作っている人の「私」がいきなり出てくることはない、そういう時代である……ということなのですけどね。
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読了メモ:ニューヨークの魔法使い

 いやあ。好みのツボかも……と、ご献本いただいたときに書きましたが、直球ど真ん中でした。すばらしい。現代のニューヨークを舞台に、普通過ぎて魔法の力が絶無なオフィス・ガールが、その素質ゆえに「魔法にかかることすらない」ことを認められ、魔法会社にスカウトされる……というお話。

 女の子向けの、恋も仕事もサクセス(するかも)ストーリーというわけで、男性読者がすんなり読めるかどうか、ちょっとわかりませんが、本性・乙女であるわたしは、たいへん面白く読みました。女友達も皆それぞれにキュートだし、男性陣もだいたいどこかしらに弱点があって、親しみやすいです。
 でもやっぱりオーウェンかなぁ(なにが)。イーサンも、なかなかに捨てがたいのですが(だから、なにが!)。ヨレヨレなのにジョニデのロッドも、実は(以下同文)。

 続刊の刊行も予定されているようなので、ものすごく楽しみです。やっぱりオーウェンかな! ……って、そこに戻るのかい!>自分
ニューヨークの魔法使い
著者名:シャンナ・スウェンドソン(著)
     今泉敦子(訳)
出版社:東京創元社
出版年:2006.07
ISBN :4488503020
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2006年07月16日

読了メモ:スイートホームスイート 2

 副題は、「ウィンナ・ワルツは憂鬱の調べ」。

 今回はわたしはアデルではなくイリーヤ派(なんだそれは)なので。いや、主人公とくっつくのはアデルで無問題なのですが、イリーヤと故ヴェルナー・フォン・フリューゲルトのカップルが好きだと書けばいいのかなぁ。

 同じ作者のシリーズを読むのはこれで三作めですが、毎回、過去の因縁をそれとなく匂わせて物語に奥行きをもたせるのがうまいなぁ、と思いますね。〈トワイライト・トパァズ〉や〈サウザント・メイジ〉のときは、ハイ・エルフのアダマスがそうだったんだけど、「時を超える美女」テーマが実は背景に隠されているというか。

 だから今回のシリーズではイリーヤが、なんとはなしに、キー・パースンなんだと思うんですよ。
 きっと、若かりし日のエピソードなど書いてくだされば「エッちょっと待ってこれほんとにイリーヤですかでもそうだ、イリーヤだ、うわー」な、面白いものになるんだろうな、と思います。
スイートホームスイート 2
著者名:佐々原史緒(著)
出版社:エンターブレイン
出版年:2006.06
ISBN :4757728301
posted by うさぎ屋 at 17:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

2006年07月15日

本とお金とか

 版元ドットコムのこの記事を紹介したつもりになっていたのですが……してないよね? うわー。してない。
 というわけで、リンクしておきます。

 63870 本とお金

 出版する側から見た「本とお金」についての本が何冊か紹介されています。
 ここで紹介されている本を一冊も読んでいないので、本についてのコメントはできません。不勉強なことであります。

 わたしは編集業務に実際に携わったことはないので、原価計算自体をしたことはありません。
 打ち合わせをしていて、たまに編集者から「原価が……」とかいうツブヤキが漏れたのを耳にしたことがある、という程度です。
 あとは「予算が組めないので」というのも聞いたことがあるかな。寄稿してくれる人に「お友だち価格でお願いします」とたのんだことがあります(実話)。

 要は、何部刷れば原価はこれくらい、そのうち何部は売れ(て、黒字にな)るだろう……とある程度の計算が立たないと本など出せないわけですが。出版社も商売ですから。
 そして、その「事前の読み」に投資できる額面が、「予算」になるわけですよね。という程度の理解しか、していません。

 小説の書き手に、体系立ててそのへんの知識を教えてくれる出版社って、あるのかなぁ。あまり聞いたことがないです。だいたい、自分の本の原価も、具体的な数字を知らされたことがありませんし。

 ビジネスとしては曖昧だよなぁ、と思いますが、そういっているわたしも契約書を渡されるとぜんぶ目を通すのが苦痛なわけで、曖昧だとどこかダメな部分があるかもしれないけど、そのぶん楽もさせてもらってるんだな、と、これまた曖昧に納得してしまったりするのでした。
posted by うさぎ屋 at 17:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2006年07月13日

たまには気になる本羅列など

 すっかり読了メモ用ブログになっているので、たまには「読んでない本」のリストアップでも。

 まず『タイドランド』。テリー・ギリアムの新作映画、『ローズ・イン・タイドランド』の原作本です。ノベライズではなく原作のようです。読みたいかな。と思うのですが、まずはなんとしても映画を見に行かねば! 子供が学校に行っているあいだに、と思っていたら、夏休み前の変則時間割でとうてい無理だった今週でした。ううう。

 63911ローズ・イン・タイドランド 映画公式サイト
タイドランド
著者名:ミッチ・カリン(著)
     金原瑞人(訳)
出版社:角川書店
出版年:2004.11
ISBN :4047914827

 あとは八月刊行予定の部。まずは角川書店、佐藤賢一氏の『オクシタニア』が文庫化されるようです。
 あぁ〜、『双頭の鷲』まだ読んでないや。積んであるよぅ。読めよぅ>自分

 講談社学術文庫で『中世ヨーロッパの都市の生活』が出るようです。疑似中世ヨーロッパ系ファンタジー読み/書きの人にはいい本かもしれないのでチェック。というか、同じく学術文庫から出ている『中世ヨーロッパの歴史』を買ったんですけどまだ読んでいないで積んであるのでああもぅ。

 さらに八月、ハヤカワ文庫FTの新刊に、岩原明子氏翻訳のタイトルがラインナップされています。著者はブランドン・サンダースン……知らないなぁと思ったら新人さんのようです。うーむ。一応チェックしておきたいところ。
 ハヤカワといえば、今月、暗殺者ヴラド・タルトシュのシリーズ第三巻『虐げられしテクラ』が出ているはずなのですが、近所の本屋にありません。早く入荷してくださいよぅ。←どうせ積むんだろ、というツッコミは自粛の方向で。

 このへん、勝手にいつも拝見しております【悪漢と密偵】さんでみつけました。こちらでとりあげられている本をぜんぶ買って置いておける財力と、読める時間と、自分のものにできる読解力が欲しいものよのぅ……と、思います。
 せつない。
posted by うさぎ屋 at 16:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 刊行予定

2006年07月10日

読了メモ:管仲(下)

 ああ、おもしろかった! いつものように古代中国を舞台にした歴史小説。今回はタイトルが人名なので、誰を扱っているかわかりやすいですね。

 おもしろいのはいつもと同様なのですが、今回は、ちょっと考えこんでしまいました。
 先日読了したばかりの司馬遼太郎作品には、「作者の見解が前面に出てき過ぎてちょっと興が削げる」というような感想を抱いたにもかかわらず。
 同じように「当時は実はこれこれこうだから、このあたりの内実はこれこれこう」と書かれても、なぜか宮城谷作品では、物語世界の外にはじき出された感が少ないのが不思議です。

 まったくない、とは申しません。やはりたまに「あー、こんなの流してほしいのに」と思います。事実としての妥当性とか、史料の比較検討とかいった「作業をしている小説家」の存在を意識させられる文章があるせいで、わたしという読者から、物語が遠ざかってしまうことがあるのは、否定できません。

 それでもやはり、わりと気にせず読めるのは、なんでかなぁ……とすごく不思議に感じたのですが(とくにこの『管仲』の下巻は、これはないだろうと思うくらい現代の視点からダーッと書かれている箇所があり、そこでひっかからない方がおかしいと思うのです。なのに、なぜか大丈夫)、……よくわかりません。

 気になるので考えつづけてるんですけど、やはりわからない。うぬぬ。
管仲 下
著者名:宮城谷昌光(著)
出版社:文藝春秋
出版年:2006.07
ISBN :4167259184

 あとがきに、冒頭さえ書ければあとはもう最後まで書ける……という著者の言葉があって、かなり羨ましいです。わたしは、冒頭が書けてもダメなんですよー。最後が見えないと。
 冒頭もたまに「見える」ことがあるんですけど、きっちり見えて、ちゃんと書けても、それが最後まで持続しないこともあるので、冒頭だけでは信用できないのです。修行の違いでしょうか。
posted by うさぎ屋 at 20:28| Comment(0) | TrackBack(1) | 小説

2006年07月09日

読了メモ:管仲(上)

 本屋でみかけた! 買った! 読んだ!
 下巻も買ってあるので明日読みます。

 すごくおもしろいのですが、言葉を尽くすという行為をしたい気分にはならなくなるので、これだけで御免つかまつる!
管仲 上
著者名:宮城谷昌光(著)
出版社:文藝春秋
出版年:2006.07
ISBN :4167259176
posted by うさぎ屋 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(1) | 小説

2006年07月08日

献本御礼:日本沈没 第二部

 谷甲州さまからいただきました。ありがとうございます!

 でも第一部(つまり小松左京氏の『日本沈没』)をたぶん読んでないような……いや、昔のわたしはけっこう手当り次第に読んでいたのですが、父も姉も翻訳小説読みだったので、家になかったような……家にあればたぶん読んでます。あったかなぁ。

 て、思い出せない時点で、もし読んでいたとしても読んでいなかったのと同じですよね。とほほ。

 小松左京氏の「あとがき」が、実にいいです。
 あまりにもあっさりと忘れ去られた「敗戦」への危惧、いやそうした負の要素をいかにも無邪気になかったことにしてしまえる日本民族への不安、――といった感覚が、じんわりと伝わってきます。

 戦争に負けているのに、「もし負けていたら」シミュレーションが成り立つほどの復興を遂げた――かなり極端な表現ですが、そういう風にいえるのかもしれないですね、日本という国は。
 忘れられた敗戦は、まさに記憶の海の深みに沈みつつあるのかもしれません。
日本沈没 第2部
著者名:小松左京(著)
     谷甲州(著)
出版社:小学館
出版年:2006.07
ISBN :4093876002
posted by うさぎ屋 at 22:10| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記

読了メモ:風の王国 目容の毒

 えーっと、シリーズ本編としては第五巻ということになるのかな。中国でいえば唐時代のチベットを舞台にした、時代小説。たいへんおもしろいです。

 それはそれとして、リジムの出番、少なっ!!!!!

 と、叫ばせてください!
 だってカバーはこんないちゃいちゃラブラブで悶絶しそうな雰囲気なのに中身は! リジムほとんど出ないし! うぇーん(←なにか期待していたらしい)。

 ま、まぁ、乙女心をおとなしくさせれば、読みごたえのある陰謀劇で、その背景がじわじわと暴かれていく手腕もお見事。楽しませていただきましたですよ。はい。ええ。
 あと、ソンツェン・ガムポがどんどんステキな殿方に思えてくるので、誰かとめてください(どうやって)。ガルも悪くないよな(なにが)。
風の王国目容の毒
著者名:毛利志生子(著)
出版社:集英社
出版年:2006.06
ISBN :4086007878
posted by うさぎ屋 at 20:58| Comment(6) | TrackBack(1) | 小説

2006年07月07日

ワンピース四十二巻

 前の巻はストーリー篇でしたが、今回はほとんど全篇これアクション。
 昔は悪魔の実の能力者をちょっと出し過ぎなのでは? と思ったものですが、最近はもうこれくらい出て当たり前というか。

 サンジ派としては、いきなり籠絡されていて笑いました。それでこそサンジ。ですが、しかし、それにしても、早く戦線復帰していただきたいものであります……。

 63873ONE PIECE」で、このブログ内を検索
ONE PIECE 巻42
著者名:尾田栄一郎(著)
出版社:集英社
出版年:2006.07
ISBN :4088741277

 余談ですが、巻末に「Play Back ONE PIECE」と銘打って各巻のあらすじ……というか、ほとんどキャッチ・コピーに近いかなぁ。まぁそういうのが一ページずつ載ってるんですけど、ここではじめて「巻十四」というような記述の「巻」を「かん」と読ませるらしいことに気がつきました。へぇぇ。
 勝手に頭のなかで「まきの」と読んでいました。つまり漢文調というか……「巻十四」みたいに訓読用の読みがながあるところを省略されている、みたいな感じで?

「かん」ねぇ……。なんだか違和感バリバリ。忘れてまた頭の中で勝手に「巻ノ」と読みそうです。
posted by うさぎ屋 at 20:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画

2006年07月06日

献本御礼:ニューヨークの魔法使い

 東京創元社さま、いつもありがとうございます。
 例によってまだ書誌情報がほんつなに入っていないので、仮どめ、ということで。
 入ってから書こうと思うと忘れちゃうから!

 ISBN 4488503020

 帯のキャッチはこんなです。
セントラルパークは王子様だらけ?
現代のマンハッタンを舞台にした、
おしゃれでチャーミングなファンタジー
魔法版『ブリジット・ジョーンズの日記』

 おお。ひょっとするとツボかも! というわけで、早めに読みたいと思います。

 たまってる感想文もなんとかしないと……。

 ※2006-07-13 書誌情報が入っているのに気がついたので、貼っておきます。
ニューヨークの魔法使い
著者名:シャンナ・スウェンドソン(著)
     今泉敦子(訳)
出版社:東京創元社
出版年:2006.07
ISBN :4488503020
posted by うさぎ屋 at 17:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2006年07月04日

半端に大人買い

 どうも気が小さいわたしは、つい5巻まででとめてしまったのですが、届いて読んでから、なんでそんなことしたのかと! むしろ最新刊まで一気に行けと!
 思いましたがまぁ暫く我慢します。

 ベルが元気なのもすてきですが、レディー・エセルがレディーのときのレディーっぷり(変な日本語)が、素晴らしいですね〜。うっとりします。



レディー・ヴィクトリアン 2
著者名:もとなおこ(著)
出版社:秋田書店
出版年:1999.09
ISBN :4253077382
レディー・ヴィクトリアン 3
著者名:もとなおこ(著)
出版社:秋田書店
出版年:2000.07
ISBN :4253077390
レディー・ヴィクトリアン 4
著者名:もとなおこ(著)
出版社:秋田書店
出版年:2000.12
ISBN :4253190774
レディー・ヴィクトリアン 5
著者名:もとなおこ(著)
出版社:秋田書店
出版年:2001.06
ISBN :4253190782
posted by うさぎ屋 at 19:38| Comment(2) | TrackBack(0) | 漫画

2006年07月03日

読了メモ:功名が辻 4

 というわけで、文庫新装版全四巻を読み終えました。

 この本を読んだのは、完全に「NHK大河ドラマがきっかけ」なんですけど、実家の父は時代劇好きな人で、当然のように大河ドラマも毎週見てました。だから、高校生くらいまでは、だいたい見てたんじゃないかと思います。
 当時の感想は、
「途中まではおもしろいんだけど、後半、主人公(ないし主人公に近いメインの登場人物)が年老いて、権力を握ってからが、人が変わったようになってしまって哀しい」
 というものでした。

 どのドラマも、みんなそんな感じなんですよね。ああ、こんな人じゃなかったのに、と哀しくなるのです。

 それで『功名が辻』がもう、まったく……。なわけで、おもしろかったんだけど、読了後の寂寥感ときたらありませんよ。今日はもう一日中「諸行無常」モードでした! 喝ッ!
 ドラマでは、このへんをどう処理するんですかねぇ。かな〜り変更されているので、どこをどう変えてくるか、まったく予測できません。

 ともあれ、読了。これ新聞連載なんじゃないかなぁ、エピソードが切れたあと、繋いでくる文章がそんな感じ、と思っていたら、巻末の解説でその通りだったことがわかって、ふっふん自分の推理も捨てたものではないのぅ、と顎をしごいてみたり。

 が、解説以外にはそういうことが書かれていなくて、おどろきました。
 初出もないし、もしハードカバーで最初に出版されていたとしたら、その記述もない。これが「新装版」なので、新装になる前の文庫が何年に出たとは書かれていますが、それだけなんです。そうした情報は巻末にあるだろうと参照したら書いてなくて、ちょっと、がっかりしました。
功名が辻 4 新装版
著者名:司馬遼太郎(著)
出版社:文芸春秋
出版年:2005.03
ISBN :416766318X
posted by うさぎ屋 at 20:46| Comment(0) | TrackBack(1) | 小説

読了メモ:功名が辻 3

 大河ドラマとは、まるっきり別物と思った方がいいですね、これは。
 ドラマと小説、まったく同じ台詞もありますけれども、でもたぶん表現したいものは別。

 と、すっぱり心を割り切ったので、読んでいておもしろくてたまりません。
 相変わらず、なんで現代の書き手の視点がこんなに前に出てくるのかなぁ、という部分には閉口しますが、これもずいぶん慣れました。小説の本筋には必要ないけれども、時代を理解するためには知っておいた方がいいエピソード、がコレにあたります。わたしの小説観からすれば「小説の本筋に自然に入れられない」ことは書かなければいいと思うのですが、それを書いてしまうところまで含めて著者の個性であり、作風なんだろうなあ、と。

 いやぁ。おもしろいのは結構なのですが、はっと気がつくと朝の4時というのはまずいのではないでしょうか。
 しかもですよ、頑張って自分に「ダメよ?」と言い聞かせないと、このまま4巻を読む勢いです。

 頑張って我慢します。おやすみなさい。歯を磨いて寝ます。ちゃんと起きられるかな。
功名が辻 3 新装版
著者名:司馬遼太郎(著)
出版社:文芸春秋
出版年:2005.03
ISBN :4167663171
posted by うさぎ屋 at 04:14| Comment(0) | TrackBack(1) | 小説

2006年07月01日

読了メモ:功名が辻 二巻

 二巻を読みました。戦国末期のアウトラインは知っているから、まぁドラマより先に読んでしまってもいいかな〜、と思っていたわけですが、山内家の転変のこまかな部分など知らないわけで、ドラマを重視するなら、これ以上は読まないでとっておく方がいいのかも……。

 でも、小説は小説でおもしろいんですよね。
 なにしろ、本能寺の変を
 本能寺ノ変が起こった。
信長は死んだ。
(p.17)

 これで一報をかたづけてしまうなど、並みの作家にはできませんよ。どうやって伝わったかとか、あるいは本能寺でどうだったかとか、そういったアレコレを書きたくなって当然なのに、二行です。二行。そのあと秀吉の陣地では秀吉しか知らなかったというような説明が入り、使者は監禁されたというところまで含めても四行。
 やはり、この作家の魅力は、こうした徹底した「今はここに焦点をあてている」という意志の強さ、ならびに「かくあってしかるべき」という事実性の緻密な検討と記述の説得力、そしてそれらを産み出す透徹した歴史感覚なのでしょうねぇ。

 小説ではなく、あくまで「歴史小説」なんだと思います。さすが、の感があります。
功名が辻 2 新装版
著者名:司馬遼太郎(著)
出版社:文芸春秋
出版年:2005.02
ISBN :4167663163
posted by うさぎ屋 at 00:07| Comment(0) | TrackBack(1) | 小説