2006年04月27日

暴本二巻

 そういうわけで、一巻を買ったのと同じ本屋さんに行って参りまして、今日は『暴れん坊本屋さん 2』を買いました。
 読み終わってびっくり。最後のページが折れてました。わたしはあまり気にしないので、返品したりしませんが、こういうのでも返品しに行く人はいるんだろうなぁ。
 べつに読めればいいじゃないの。とかいうと、信じられない!!!!! みたいな反応が返ってきそうです。
 いや、むしろ冷たい視線と無言の抗議かな。

 本屋さんにも見分けられない「傷あり」本を返品しに来る人の話など、本屋さん情報が今回も満載。ノリツッコミ(でいいんだろうか、こういうのは)の勢いも元気よく、今回も、おもしろく読ませてもらいました。
暴れん坊本屋さん 2
著者名:久世番子
出版社:新書館
出版年:2006.03
ISBN :4403670229
posted by うさぎ屋 at 18:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画

衝動買い、当たり。

 今日は打ち合わせで町田へ出かけました。例によって書店さんも巡りました。
 で、平積みになっていた漫画を、なんとなく衝動買い。「小学館漫画賞の」とか帯に書いてありますが、ぜんぜん知らない自分のなんというんですか、世間様とのズレをちょっと恐ろしく感じつつ。

 表四と帯の文句で、中華風のお話かな? と推測。当たり。とある小国の愚図なお姫様と、彼女に仕えることになった秀才の物語です。
 胸キュン成分配合済みで、とてもきもちよく読めました。おもしろかったです。作者の人は、ストーリーの骨格づくりがうまいなぁ、と思いました。

 同時収録作は、中華でも戦記でもないお話で、レースクイーンの女の子が主人公の「サーキットの女王様」、男に媚びたり甘えたりするのが苦手な女の子が主人公の「地上20mで会いましょう」です。
 こちらもおもしろかったですが、一冊の本としては、どうなんでしょうか。ちょっと、変かなぁ。でも、表題作のような傾向の漫画はこれ一作しか描いてらっしゃらないようなので(少なくとも今のところ)、しかたないんでしょうね。
二の姫の物語
著者名:和泉かねよし
出版社:小学館
出版年:2006.04
ISBN :4091304176
posted by うさぎ屋 at 16:22| Comment(6) | TrackBack(0) | 漫画

2006年04月26日

書店の売上

 おはようございます。今朝もバリバリにダメ人間なわたしです。
 ※ダメ人間過ぎて、以下の引用元にリンクするのを忘れていました。12:50頃追加しました。すみません、すみません。
 対して日本では、2000年当時40億にすぎなかったネット書店の本の売上が、現在400億円と10倍の規模になりました。額で言うと360億円の増加になります。対してリアル書店側では、23926億円あった売上が22078億円に落ち込んでいて、1848億円のマイナスとなっています。つまりリアル書店はネット書店の売上増加分の5倍もの売上を落としているという計算になります。
 これはどういう事か。現在の日本のリアル書店の不振は、ネット書店との競合が本質的な原因なのではなく、それ以上に自分自身の抱える問題点が原因で、消費者の支持を失いつつあるということになります。ということは、淘汰されるにせよ、ネットによる駆逐とは言いがたいという結論になりそうです。
 本屋のほんね 2006-04-25

 具体的な数字で見ると、身に迫ってきますね。ネット書店の売上が10倍って、すごい。

 わたしのまわりの「本を読む人たち」を、入手方法で勝手にわけてしまうと、
  1. 本屋で新刊を買う。
  2. ブックオフなどの新古書店で買う
  3. 図書館で借りる
  4. 友人に借りる

 1と2が買う派、3と4が借りる派。書店店頭でまだ手に入る本に関してだけ考えてみます。
 2は、ほんの数年前までは、そんなに主流派ではなかったと思うのですが、昨今は「新刊書店で買うのが馬鹿らしくなって買えない」と豪語する知り合いもいて、わりとあなどれない気はします。条件は「活動圏内に大規模新古書店がある」こと。
 3は主婦層、あるいは女性に顕著な傾向であるように、わたしには見えます。出費だけでなく、物が増えることにも敏感な人たちでしょう。条件は「活動圏内に図書館がある」こと。
 4はおもに学生さん。条件は、「日常頻繁にリアルで会う読書仲間がいる」こと。
 どれも人間関係や生活圏などの「リアルの条件」に大きく左右されるっぽいです。ただし、2はオンラインサービスが出てきて、やっぱりあなどれません。

 で、1ですが、これがさらにリアル書店派とネット書店派に分かれるわけで、前者の条件は「活動圏内に使い物になる書店がある」こと、後者は「インターネットが使えること」かな?

うーん、思いついたことをだらだら書いたら長くなってしまいました。
posted by うさぎ屋 at 09:40| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記

2006年04月25日

読了メモ:夏期限定トロピカルパフェ事件

 小市民を目指す、小鳩くんと 小山内 小佐内さんのシリーズ。
 前作は、[配偶者の2005年ベスト本]で書いたように、彼の去年のイチオシ。
 押されるままに、わたしも同著者の本をちびちびと読んでいます。
 63870 米澤穂信 感想文一覧

 春には、最後の最後まで正体が知れない……という感じの 小山内 小佐内さんでしたが、そして今回もまぁ知れないといえば知れないのですが、おもしろかったです。

 スイーツがねぇ、おいしそうでねぇ。
 とくに最初のシャルロット。素晴らしい。食べてみたいです。

 このシリーズで残念なのは、春、夏と来たら秋と冬を期待するのは当然として、冬で終わっちゃうような予感がすることかなぁ。急がなくていいので、ゆっくりじっくりみっちりこってり書いてもらいたいと思います。
夏期限定トロピカルパフェ事件
著者名:米澤穂信
出版社:東京創元社
出版年:2006.04
ISBN :4488451020


 ※2006-04-26 誤字があったので訂正しました。ご指摘ありがとうございます!
posted by うさぎ屋 at 12:06| Comment(2) | TrackBack(1) | 小説

2006年04月24日

読了メモ:香乱記 1、2

 いかん。これ読みはじめたらとまらないんじゃないの? と思いながら、わかっているのに読んでしまった。
 秦帝国末期から始まり、その後の小国分立と戦乱を描く歴史小説です。主人公は斉王の末裔、田黄。
 やっぱり宮城谷古代中国はいいねぇ。何作読んでも飽きません。が、歴史に詳しくなったかというと、ぜんぜんです。

 秦の前後の話も読んでいるはずなのに、ダメです。人物の名前が出てくると「ああ、どれかの話の主人公だった人だ」という程度はわかるんですが……。

 文庫版は全四冊とのことなので、これで半分読んだことになります。
香乱記 第1巻
著者名:宮城谷昌光
出版社:新潮社
出版年:2006.03
ISBN :4101444315
香乱記 第2巻
著者名:宮城谷昌光
出版社:新潮社
出版年:2006.03
ISBN :4101444323
posted by うさぎ屋 at 02:54| Comment(0) | TrackBack(2) | 小説

2006年04月21日

野に住みて 入荷予定書店リスト

 出る出る、出る出る、と騒いでいた『野に住みて』ですが、どうも取り扱い店がたいへん少ないようです。

ウラゲツ☆ブログ】にリストが掲載されました。
 63870『野に住みて』販売店情報]。

 行動半径内のお店が存在しないのですが。
 ははは。笑うところではないと知りつつ、笑いが漏れました。
 人間、途方に暮れると笑えるのはなぜでしょうか。昨日、ものすごい土砂降りに遭遇したときも、思わず笑ってしまいました。

 家族がbk1をよく使うので、なにかのついでに、注文してもらおうかなぁ。
posted by うさぎ屋 at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 刊行予定

読了メモ:円環少女 3

 第三巻、煉獄の虚神(下)を読みました。
 ライトノベルのレーベルから出ている作品としては、かなり読みづらい文章だと思います。ひっかかるんですよね。つるつる読めない。これの前の巻は、時系列が前後するシーンがあって(1巻より前の話に遡っていたりしたので)、そのせいもあるのかな、と思ったのですが。
 でも、今回は時系列的には一直線だったはずなので、それは根本的な原因ではないようです。

 たぶん、ひっかかりをつくるような表現自体が、著者の持ち味なのだと思いました。
 その表現手法まで含めて、オンリー・ワンというか、この人にしか書けないものを書く作者。そんな印象です。

 しかし〈相似魔法〉大系は、強いなぁ……。子どもにも理解できそうなシンプルな原則ではたらく、いい感じの魔法(呪術)で、興味深い設定でした。
円環少女 3
著者名:長谷敏司
出版社:角川書店
出版年:2006.03
ISBN :4044267057
posted by うさぎ屋 at 15:37| Comment(0) | TrackBack(1) | 小説

2006年04月19日

献本御礼:ミシシッピがくれたもの

 東京創元社さまより、またまたいただきました。わたし、貰い過ぎじゃないでしょうか……。

 ハードカバーの「sogen bookland」シリーズで、ニューベリー賞受賞作家の作品のようです。
 題名からもわかるように舞台はアメリカで、帯を見た限りでは、南北戦争時代を扱っているとのこと。おばあちゃんの、少女時代回想の物語なのかな?
 落ち着いたカバーイラストも素敵です。

 例によって、ほんつなにデータが入ったら補完するよう心がけます。はい。
(※2006-04-24 データが入っていることに気がついたので、追加しました)
ミシシッピがくれたもの
著者名:リチャード・ペック
     斎藤倫子
出版社:東京創元社
出版年:2006.04
ISBN :4488019439
posted by うさぎ屋 at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 刊行予定

2006年04月17日

読了メモ:古代イスラエルの思想

 ちょっと前に読んだ『創世記』の翻訳をしていたかたの本です。
 副題が「旧約の預言者たち」で、おもしろそうだと思ったのですが……いや実際おもしろかったのですが、聖書の知識がなさ過ぎるので、正当に評価できません。何章の何節、とだけ書かれていて引用もないため、原典と引き比べて読む環境がある、あるいはあらかじめ知識がある人でないと無理でしょう。
 で、わたしは『創世記』しかまともに読んでいないし持っていないので……『創世記』に該当するところが図抜けておもしろかったので、やはり聖書といっしょに読まなきゃダメだなと思いました。

 逆に、この本を同時に読んでいなければ、『創世記』の族長時代の信仰に関する考えかたを、ふくらめることは不可能だったとも思うのです。やはり、なにかを勉強する時はまとめていろいろ読まないとな、とあらためて思いました。つまり、このまま勉強する気なら、聖書をもうちょっと読んだ方がいいんですけど……うーん。どうしよう。
古代イスラエルの思想
著者名:関根正雄
出版社:講談社
出版年:2004.01
ISBN :4061596330

63870 『創世記』感想
posted by うさぎ屋 at 11:36| Comment(0) | TrackBack(0) | その他の本

2006年04月16日

英訳版『秘神界』3巻予約開始のようです

 訊かれる前に先制攻撃。拙作はまだ収録されておりません。

 日本初クトゥルー神話アンソロジー『秘神界』の英訳が開始され、ようやく第三巻までこぎつけたもようで、予約が始まっています。翻訳者のみなさま、ご苦労さまです。
『秘神界』実物をお持ちのかたはご存じでしょうが、それはそれは分厚い本でございます。
 最後まで訳したら、さぞ達成感があるだろうな、と思います。

 第二巻のときにもご紹介しましたが、版元は黒田藩プレスです。
 英訳版の紹介ページには、山田章博氏の琳派を彷彿とさせる華麗なデザインのカバーイラストも掲載されています。トップページから「English」の方へお進みください。「日本語」だと辿り着けませんので、注意です。
posted by うさぎ屋 at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 刊行予定

2006年04月15日

読了メモ:狼と香辛料

 ネット上でわりと評判がよかったし、すすめられたのでずっと探してましたが、ようやく入手。

 いやぁ。ホロかわいい63890

 狼であり豊作の神と崇められていた少女(の姿を、一応、とっている)ホロと、彼女を拾ってしまった行商人ロレンスの、なりゆきコンビとも思えない二人組の、経済冒険譚。
 経済といってもべつに難しい話が出てくるわけではないですし、たぶん読み飛ばしても問題ないでしょう。でも、こういう「人ならぬもの」がガッチリ存在する世界観を舞台にとって、ちゃんと経済の話をしている作品は珍しいので、つい「経済の話」といいたくなります。

 後半、あれもこれも伏線でしたか、という収束のしかたをするのは、とても好きですが、それだけに前半が地味といえば地味かな、と思いました。でも、わたしはとても好きです、こういうの。
狼と香辛料
著者名:支倉凍砂
出版社:メディアワークス
出版年:2006.02
ISBN :4840233020
posted by うさぎ屋 at 23:48| Comment(0) | TrackBack(1) | 小説

2006年04月14日

読了メモ:夢の島

 今頃ですが、読みました。
 冒頭、コミケ(晴海で開催されていた時代)に行くシーンがあり、それだけは知っていて、ほかどんな話なのかまったく情報なしに読んだのですが、最後でズドーンと落とされて、びっくりしました。
 なにか、長い夢をみていたような(べつに『夢オチ』ではないのですが)作品でした。

 この小説に登場した埋め立て地は、今はすっかり開発されきっているのだろうと思うと、それもまた感慨深いです。このへんは、発表から時代を経て読んだからこそ、の感想なわけですが。

 解説がネタバレなのは、まぁ文芸文庫だし諦めてもいいんですが、ほかの作品まで、結末についてばっちりガッチリ書かなくてもいいんじゃないかと思いました。『抱擁』も読んでみたいんですけど、ちょっとほとぼりが冷めてからでないと、どうやらラストシーンらしい文章が引用されているので……。ううう。
夢の島
著者名:日野啓三
出版社:講談社
出版年:1988.05
ISBN :4061960164
posted by うさぎ屋 at 23:52| Comment(0) | TrackBack(1) | 小説

2006年04月13日

夏目友人帳 一巻

 なんとなく気になって買ってみました。
 短編連作形式で、第一話がもうひとつピンとこなかったので、そのあと放置していたのですが


 失礼しました。


 第二話から先が、すごくよかったです。しんみり叙情系なので、そういうのがお好きなかたならお気に召すかと。妖怪が見えてしまう男の子が主人公の話です。
 猫先生が冷たいんだか親切なんだか、微妙なスタンスなのがいいので、あまり親切になり過ぎないでほしいな。ってどういう望みなんだか……。
夏目友人帳 1
著者名:緑川ゆき
出版社:白泉社
出版年:2005.10
ISBN :4592171586
posted by うさぎ屋 at 23:53| Comment(0) | TrackBack(1) | 漫画

2006年04月11日

読了メモ:スイートホームスイート 1

 昨年末、個人的に大ブレイクした佐々原史緒さんの新刊。副題は「世界で一番いらない遺産」。存在も知らなかった親族から膨大な遺産を相続、しかし受け継ぐのは嬉しいものばかりじゃないというかなんというか、化け物屋敷!? というお話です。
 出てすぐ買いましたよ! そして家の中で見失いました。

 一昨日だったか、あたかも水底から浮かび上がるうたかたのように、本の山の上にぽっかりと姿をあらわしていて、おどろきました。いったいなぜ。この場所は何度も見たはずなのに! しかし家人はこの本にはさわっていないと言い張るし、うーん……まぁいいのです、読めたから問題ないです、オーケーです!

 ちょっと、とっつきが悪いのですが、それをいえばトパァズもサウザント・メイジも同様だったので、シリーズを読み進めれば、尻上がりによくなるんじゃないかと期待しております。
スイートホームスイート 1
著者名:佐々原史緒
出版社:エンターブレイン
出版年:2006.02
ISBN :4757726228

感想一覧 63870 佐々原史緒
posted by うさぎ屋 at 20:14| Comment(2) | TrackBack(1) | 小説

プチブライス・カタログ

 誕生日にとブライスを貰って以来、すっかりこの人形にハマっているのですが、小型のブライス「プチブライス」のカタログ、第一段が出版されるようです。本日発売だったかな?
プチマニア 1
著者名:
出版社:ソニー・マガジンズ
出版年:2006.04
ISBN :4789728404

 欲しいです。しかし、ただでさえ人形出費が痛いので(服を作ろうとして手芸材料を買ってみたり……)、買うかどうかは微妙です。うーん。うーん。
posted by うさぎ屋 at 20:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 刊行予定

2006年04月08日

読了メモ:侵略する少女と嘘の庭

 うひょー。これは素晴らしい。今まで読んだ同じ著者の作品のなかで、いちばん感心したかもしれません。たぶん、物語のバランスがよくとれている(と、少なくともわたしには感じられる)のだと思います。
 美少女だけど悪魔な中山りあが、最高にかわいいです。かっこいいです。せつないです。
 そんな彼女にふりまわされる、牧生もかわいいです。そして、かっこいいです。やっぱりせつないです。
 やっぱりこの作家さんは好きだなぁ。
 63870 清水マリコ作品感想一覧

 プラモ作ってると落ち着くという牧生の感覚は、なんとなくわかるかな。
 ものをつくる、とくに手を動かす作業をするというのは、たぶん、そういう効果があるものだと思うのです。
侵略する少女と嘘の庭
著者名:清水マリコ
出版社:メディアファクトリー
出版年:2006.03
ISBN :4840115036

 ちなみにこれも、三省堂書店さんで購入したうちの一冊……って何冊買ってるんや>自分
posted by うさぎ屋 at 02:55| Comment(0) | TrackBack(2) | 小説

2006年04月07日

和風Wizardry純情派が一般書店に並ぶかもしれない件について

 タイトル長いな。本文も長いです。以下引用。
順調にいけば上下巻が商業出版されるようです。
(中略)
でも企画が通るかどうか、はたから見て微妙です。もし個人サイトを持っている方がいらっしゃったらご支援いただければと思います。「出たら買うぞ」と一文いただいてリンクを張っていただけたら、『商業出版に協賛くださるサイトさまリンク集』として、話がなくなる/実現するまではこのサイトのトップにおかせていただきます。
和風Wizardry純情派 書き手つぶやき (06 Apr 2006)

 やっとですか! が、最初の感想。

 断然応援します。面白いです。絶対の自信をもって勧めます。長い感想は、こちらをご覧ください。

 63870感想文 @ うさぎ屋本舗読書録

 たしかちょっと前にご本人が「小説への感想で、キャラクターがいつ死ぬかわからないというリアルタイム性を魅力としているものが多かった。すでに完結した小説を原作とする漫画はその魅力をもち得ない」というような内容のことを書いてらしたと思うのです。記憶違いだったらごめんなさい。消された文章に言及するのは不正確だし公平性を欠くし失礼だと思うので、いつもは、こういう書きかたはしません。が、今回は商業出版されてほしいぞ大々的キャンペーン中(個人的に)なので、敢えて書きます。
(そういえば、上でリンクした「つぶやき」も、いつ消えるかわかりません。デッドリンク覚悟です。わたしはデッドリンクを作るのが嫌いなのですが、これまたキャンペーン中につき、今回は敢えてリンクします)

 たしかに「いつ誰が死ぬかわからない」のはリアルタイムで読んでいた読者にとってスリリングなことでした。
 ですが、はじめてふれる読者にとって、条件は同じ。なにも違いはありません。漫画でも、これから刊行されるかもしれない小説版でも。

 この物語がこれほど読者の心をとらえたのは、誰がいつ死ぬかわからないからではなく、その「誰か」に死んでほしくない、と読み手に思い入れを抱かせるほど、キャラクターたちに存在感があったからです。そしてまた、かれらが日々を暮らし、戦う、迷宮街という舞台に説得力があったからです。
 それが、『和風Wizardry純情派』という作品の魅力なのだと、わたしは信じています。

 読んだことがない人は騙されたと思ってまずウェブ上のを読んでみてください。
 63870 和風Wizardry純情派を初日から読む

 あーそうそう。重要なことを忘れてました。出たら買うぞ! コレでよろしゅうございましょうか?
posted by うさぎ屋 at 05:12| Comment(3) | TrackBack(0) | 刊行予定

読了メモ:ほんものの魔法使

 往年の名作が文庫落ちですよ! 見かけたので、さっくり買いました。そして読了。

 とてもシンプルな物語で、プロットもほとんど一直線。あるのは魔法だけ。
 やや時代を感じさせる訳文かもしれませんが、べつに読みづらいというものではないです。むしろ、表現は平易といってよいのではないかと。

 わたしはこの本を読むのは三回めで、一回めは子ども時代に読んで(小学生から中学生のあいだぐらい)「ふ〜ん」と思い、二回めはもう少しものがわかってから読んで(たぶん高校生か、それとも二十歳過ぎ?)感動し、そして四十の今、話の展開がどうなるかをだいたい記憶している上で読んでも、やっぱり素晴らしいと思います。
 寓話ですね。とてもいとおしい、寓話。

 巻末解説は井辻朱美さんなので、ファンのかたは要チェックです。
ほんものの魔法使
著者名:ポール・ギャリコ
     矢川澄子
出版社:筑摩書房
出版年:2006.02
ISBN :448042184X

蛇足を読む
posted by うさぎ屋 at 02:54| Comment(4) | TrackBack(1) | 小説

2006年04月06日

ワンピース四十一

 書店に行ったら山積みになっていたので、買ってきました。

 今回は「ニコ・ロビンの過去」篇。よく作りこまれていて、ほとほと感心します。巨大な樹木が図書館で、名前が「全知の樹」という舞台設定もステキ63890 ……これはまぁ、本マニア的に、ですが。
 重たい過去を背負ったロビンと、いつもと同じく直球ストレートのルフィのやりとりに至っては、いつものパターンだとわかっていてもなお、がっちり盛り上がってしまいます。あーもう、うまいなぁ。
ONE PIECE 巻41
著者名:尾田栄一郎
出版社:集英社
出版年:2006.04
ISBN :4088740475

 63870 40巻の感想
posted by うさぎ屋 at 02:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画

2006年04月05日

暴れん坊本屋さんゲット

 前から気になっていたのですが、二巻も出たところで現物を見かけたので、買ってみました。
 漫画家兼業本屋ライフの、いろいろな日常をコメディ・タッチ(やや自虐あり)で描いた作品で、本屋さんの事情が「はじめてでも、よくわかる」仕組みです。ある意味、啓蒙コミック?

 本屋で働いた人なら「あるある〜」とか「こんなもんじゃないよ〜」とかツッコミを入れながら読んでいるのかもしれないですね。ただ、「こんなもんじゃない、まだまだぁっ!」みたいなキツい内容は、ギャグにしづらいとか立場上難しいとかいろいろあるのかなー、とも思いました。

 しかし働いてる場所しかも本屋で正体が割れてるって、どんな気分でしょうなぁ。目の前で自分の本が売れるところは、一回、見てみたいですけど。売れずに積んであるのを毎日見るのは、さぞ胃が痛いかと思います。
暴れん坊本屋さん 1
著者名:久世番子
出版社:新書館
出版年:2005.09
ISBN :4403670199
posted by うさぎ屋 at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画

2006年04月04日

松村みね子の本が出るようです

 まだ『燈火節』も読み終えていないんですが……同じ版元さんから、今月末に刊行されるようです。情報元は、【ウラゲツ☆ブログ】の記事です。

「松村みね子」でピンとこないかたは、フィオナ・マクラオドの『かなしき女王』の翻訳者、と。
かなしき女王
著者名:フィオナ・マクラオド
     松村みね子
出版社:沖積舎
出版年:2002.10
ISBN :4806030252

 『かなしき女王』は無人島に持って行きたい一冊です。未だに不動の一位です。訳文の清澄な美しさには、まさに「圧倒される」としかいいようがありませんでした。
 家の中で本を見失ったので、もう一回買いました。今は二冊とも場所がわかっています。わたしは基本的に同じ本を何冊も買うタイプではないので(そういうタイプの人も、世の中にはいらっしゃいますが)、よほどのことだと思ってください。

 そういうわけで『燈火節』も発刊早々購入したきり積んであるわけで……今回もたぶん買わせてもらうことになると思います。刊行されること自体が喜ばしい。

 でも持ってるだけじゃダメで、本はほんとうは読んでこそ、なのですが。
 いろいろなことを頑張らないとなぁ、と思う春の午後でした。
 うん。頑張ろう。とりあえず、……やることが多過ぎてどれからやればいいかわからないわけですが、まぁ、頑張ります。
posted by うさぎ屋 at 15:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 刊行予定

絶不調

 なんでこんなに感想文を書くのがつらいんでしょーか。本サイトの日記で、感想文書きたくない病になっていることは言及しましたが、このままではいかんと思い、一念発起。二日連続更新してみました。

 しかしですね、今日アップした感想文など、ひそかに三時間くらいかかってまして……時間食い過ぎです。
 もっと効率を上げたいです。
posted by うさぎ屋 at 15:06| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

読了メモ:生まれいずる者よ

〈金の髪のフェンリル〉シリーズ第二巻。いいたいことはいろいろあるが、第二巻。

 表題作ほか、「温室に咲かぬ薔薇」という短編が収録されています。ユージン・キーツの過去話、という位置づけでしょうか。
 一気に読んでしまいました。ところどころに、はっとさせられるような警句を挟んでいるのは、いつも通り。おもしろかったです。

 ただ、ひとつずつのシーンは印象的なのですが、どこか全体の流れが冗長というか……ひょっとして、フェンリルとタウバというコンビが、強過ぎるからかなぁ。
生まれいずる者よ
著者名:榎田尤利
出版社:講談社
出版年:2006.03
ISBN :4062558629
posted by うさぎ屋 at 02:57| Comment(0) | TrackBack(1) | 小説

2006年04月01日

読了メモ:ガジェット・ポップ

 副題は「蒸気帝国騒動記」。いただきものです。

 スチームパンク的な「蒸気機関万歳」な世界を舞台に、強烈にマイペース(というか、ボンヤリ)な姫君の家出に巻きこまれた、うだつのあがらない地方の騎士たちの珍活躍(そんな言葉ないよ>自分)を描いた、コメディです。
 とにかくテンポが速いです。ぽんぽんぽんぽん展開していくので、休む暇もなく読まされてしまいます。なんというかこう、お笑い芸人のショートコントを連発されている感じ?
 もうちょっと、じっくり読ませるシーンがあればいいのに〜、と思わなくもなかったですが、そうすると、この独特のテンポがなくなってしまうわけで、難しいところなのかな。
ガジェット・ポップ
著者名:川崎康宏
出版社:ソフトバンククリエイティブ
出版年:2006.02
ISBN :4797334487
posted by うさぎ屋 at 13:44| Comment(0) | TrackBack(1) | 小説