2005年12月31日

年末のご挨拶

 本サイトにちゃんとなにか書こうと思っていたのですが、本を読みすぎたおかげで感想文がまったく間に合わず、そこまで手が回らない! ということに。

 とりあえず、旧年中はお世話になりました。今年はとにかく「本が出た」ので、ファンのみなさんおめでとうございます!(©若松ヤクルトスワローズ監督の、リーグ優勝時の挨拶)
 来年は本が出なくても怒らないでください! 今年出たから!

 えーと、それだけではアレなので、もうちょっと書きます。現状ですが、打ち合わせなどいたしますと、
「いや、異世界ファンタジーは……」
 と、まずそこを切られてしまうのです。おそらく、固定ファンのみなさんは、そのへんをお読みになりたいんだと思うんですけどね。
 そういうのを書かせてくださる、心の寛い出版社を募集したいところですが、しかしなぁ。自分でも過去の実績を考えると、
「この売れない作家に思う存分、ファンタジーを書かせるという博打をしませんか?」
 とは、わりと、言いづらいです。ハイ。

 といって、向いてないのを無理に書いても、アレな出来映えというか、注文に応じた品物ができないというか、……プロ作家を名のってはいけないんじゃないかという気が! ひしひしと!

 わたし自身はわりと、まー商業出版にかかわるのは諦めてもいいかなと思っているのですが、ネットで接点のある読者さんはともかくですね。ネットがこれだけ普及しても、すべての人が見てるという具合にはならないわけで。
 たぶん、じりじりと待ってくださっているかたもおいでだと思うのです。

 数年前、「(マイナーな作風だからこそ)妹尾さんの書くものを切実に待ってる人はいると思うよ」と諭されて以来、そうかー、という自覚が生まれましたので……自分のためってよりは、そういう人のために頑張らなきゃいかんなー、と。

 まあそういうわけで、もうちょっと頑張ります。たぶん。
 力及ばぬこともありましょうが、まーそこはそれ。どれだ。なるようになるでしょう。うむ。

 来年も、よろしくお願いしまーす。
posted by うさぎ屋 at 00:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2005年12月30日

攻略本/おいでよどうぶつの森(20時追記有)

 本日、本屋に行ったら出ていたので、買ってきました。
 NintendoDS対応のゲームソフト、『おいでよ どうぶつの森』の攻略本です。いや、ゲームといっても環境ソフトというか、世界没入型というか、箱庭作成というかなので、「攻略」という言葉でイメージするものがちょっとズレていそうなんですが、……。
おいでよどうぶつの森かんぺきガイドブック
著者名:ファミ通書籍編集部
出版社:エンターブレイン
出版年:2005.12
ISBN :4757726120

 もう一種類、ほかの出版社からも同様の本が出ていましたが、家族が「こっち」と決めたのでこちらにしました。

 村の住人やアイテムリスト、行事リスト、花の栽培条件、魚や虫出現の詳細データなど、だいたいの情報は網羅しています。

 家具の写真が小さいのが、ちょっと残念かなぁ……。もっとも、本来のゲーム内でも大したサイズで表示されるわけではないのですけどね。DSですから。
 なのに小さいと感じるということは、ゲーム世界に没入しているあいだ、本来のサイズ以上に感じているわけなんでしょうね。

続きを読む
posted by うさぎ屋 at 17:56| Comment(6) | TrackBack(0) | ゲーム

読了メモ:フロイス日本史 4

 まだ読んでたのか、とおどろかれそうですが、実はちびちびと読んでました!

 サブタイトルには「高山右近追放」とありますが、大部分は、まだ秀吉に仕えていた時期の話ですね。信長殺害後の秀吉の権力掌握と、伴天連への好意的な態度、そして手のひらを返したような迫害……という展開なのですが、迫害の部分は、後ろの方のごくごくチョッピリです。
完訳フロイス日本史 4 豊臣秀吉篇1
著者名:ルイス・フロイス
出版社:中央公論新社
出版年:2000.04
ISBN :412203583X

 迫害されているせいもあるのだと思いますが、信長に比べて秀吉のことが嫌いだったっぽい筆運び。フロイス師、わかりやすい……。
posted by うさぎ屋 at 11:25| Comment(0) | TrackBack(1) | 歴史

ぼくらの 4

 おそろしく後味悪い、少年少女巨大ロボット漫画『ぼくらの』の最新刊。後味が悪いといっても、まだ完結しているわけではなく、物語はつづいております。
 これどうやって終わらせるんだろう。見当がつかないなぁ……。

『なるたる』のときも、ぜんぜん見当つかなくて、そして終わったあとも「なんでこうなるんだ!」と思ったものでしたから、たぶん今度もわたしには予測できない展開になるんでしょうね。
ぼくらの 4
著者名:鬼頭莫宏
出版社:小学館
出版年:2005.12
ISBN :4091883060

 少年少女がロボットを操縦して悪い宇宙人をやっつけるんだ! という定番の設定を、情け容赦なく引きずり下ろし、その矛盾とか醜さとかを描いていく……とでも説明すればよいのでしょうか。
 破滅系+不条理系、というか。

 先日感想を書いた『殻都市の夢』と比べると、やはりこっちの方が容赦ないです。

「容赦がない」というのは、わたしの好きポイントらしいのです。
 しかし、不条理過ぎてちょっと辛いです。ハイ。
 エヴァ世代の作品だなぁ、とも思います。

 なんだか散漫な感想ですが……。おねえちゃん立派だったね。
posted by うさぎ屋 at 01:31| Comment(0) | TrackBack(1) | 漫画

2005年12月29日

読了メモ:サウザント・メイジ 2&3

 一日一冊ずつにするよと書いた目標は守れませんでした、やっぱり。なんかそういう予感はしてました。このかたの書かれるお話は、〈トワイライト・トパァズ〉のときもそうだったんですが、尻上がりに盛り上がるのでですね……。2を読んだらもう3がそこにあるのに読まないで我慢する理由ないじゃんね? みたいな勢いで。

 自分には克己心というものがたりないと思いました。はい。
魔導士なんて損ばかり
著者名:佐々原史緒
出版社:エンターブレイン
出版年:2001.09
ISBN :4757705697
捜査団は大騒ぎ
著者名:佐々原史緒
出版社:エンターブレイン
出版年:2002.03
ISBN :475770755X

 いやー、おもしろかった! いいなぁ。

 すごく意外だったのは、〈トワイライト〜〉の方で名前が出ていたラズリ様が、ぴくりともご登場なさらないことです。あと、絶対に、例の誓いがどうたらの話も出ると思ってたんですけど、それも出なかった。
 つまり、書かれていないけど確実に設定されている時代の話がある、ということでですね……。

 わーん。売れてー。今からでもいいからバリバリ売れてー! たのむー!
 みんな買ってー。おねがーい。←なんだかアダマスが伝染したようです。
posted by うさぎ屋 at 03:11| Comment(0) | TrackBack(2) | 小説

2005年12月28日

読了メモ:賢者なんて大キライ!

〈トワイライト・トパァズ〉を読んでからギャァギャァ騒いでいた〈サウザント・メイジ〉、無事にシリーズ全巻入手いたしました。ごくまっとうに、ネット書店で注文できてしまいました。あの品切れ表示はなんだったんだろうか……。

 もう一気に三巻読んでしまいたいのは山々ですが、こらえて、1冊/day で行きたいと思います。
 正直に白状すると、〈トワイライト・トパァズ〉のときもそのつもりでいたのに、3巻と4巻は一気に行ってしまったわけですが……まぁ目標は目標として! 立てておこう! うむ。
賢者なんて大キライ
著者名:佐々原史緒
出版社:エンターブレイン
出版年:2001.04
ISBN :475770402X

 てわけで、1巻を読了。何百年も前だというのに、そのまんまのアダマス……。
 そして、想像以上に唯我独尊のオニキス……。
 おもしろいですが、まだ「小説を書くことに慣れてないんじゃないかなぁ」という感じもしました。それもそのはず、著者にとって一冊めの小説なんですね。そっかー。

 あとがきを読んで、オニキスもアダマスもTRPGのキャラクターだったということを知り、納得しました。いかにも、この人たちと冒険したら楽しそうだけど、マスター大変だろうなぁ、みたいな……(笑)

 その昔、雑誌『ウォーロック』の企画で、姉のオマケでTRPG体験したことを思いだします。そのときのキャラは「自分は呪いをかけられたお姫さまだと思いこんでいるドワーフの女戦士」だったような気がしますが、もはや記憶が……。
posted by うさぎ屋 at 13:40| Comment(2) | TrackBack(1) | 小説

ONE PIECE 40

 現在、派手なアクションのターンに入っている『ワンピース』。アクションは嫌いではないというか、かなり好きですが、
「ごめん、なにが起きてるかよくわかんない」
 と思いながら読み進める始末。それでも楽しいからいいんですけどね。
ONE PIECE 巻40
著者名:尾田栄一郎
出版社:集英社
出版年:2005.12
ISBN :4088740033

 もうちょっと絵について書くと、パースペクティヴのある構図が組めるからこそ、ルフィの「ゴムゴム」が映える絵面が描けるんだなぁ、といつも感心します。デッサンもしっかりしてるし、ペン描写もかっこいいし、デザインのセンスもあるし、すごいよなぁ。
posted by うさぎ屋 at 13:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画

げんしけん 7

 またも山の上から一冊切り崩しました。崩しても崩しても造山運動が激しくて、ちっとも低くならないのですが、たぶんこの漫画の登場人物たちも、そういう部屋に住んでいるに違いないと思われます。

 今さら説明も必要なさそうですが、まったく縁がないよという人向けにひとことでいうと「とある大学のオタクなサークルの日常」を描いたまんがです。おもしろいです。
げんしけん 7
著者名:木尾士目
出版社:講談社
出版年:2005.12
ISBN :4063211746

 これは敵が強くて強くてな漫画じゃないですが、オタクであるということの本能が強くて強くて……なわけです。たぶんそのへんがツボ。

 今回は仲人体質が押せ押せの巻ですが、他人事として漫画で読むぶんには、たまらんおもしろさですね。行けっ、そこだっ、大野っ! もっと押せっ! いやヤバイ、そこは引けっ! と盛り上がりましたでござる。
posted by うさぎ屋 at 02:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画

ZETMAN 6

 積み上がった漫画山から取り上げて、読了〜。

 何年か前に『仮面ライダー アギト』で、G3っていう人工ライダーがいたのを思いだすんですよね、この漫画を読むと。今回はジンの話がかなりのボリュームを占めていたので多少違いますが、高雅のパートを読んでいると、
「人の科学力でスーパーヒーローたらんとする」
 ことの哀しさとか、限界とか、せつなさとか……なんでこうネガティヴな感想ばっかりなんだ、えーと、だって手の届かないものを求めてるわけですからね、なんだか悲壮に感じるわけです。

 嫌いじゃないけど、なんかこう、つらい話です。でもつづきが出ると読んでしまう。です。
ZETMAN 6
著者名:桂正和
出版社:集英社
出版年:2005.12
ISBN :4088768930

 それにしても、この漫画家さんのお描きになる女の子キャラは、ほんっ   っっとーに、かわいいよね……。
posted by うさぎ屋 at 00:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画

2005年12月27日

読了メモ:最後の封印

〈エネアドの3つの枝〉最終巻。今まででいちばん読みごたえがあったと思います。
 やっぱりファンタジーが好きなので、妖精がどうとかこうとかいう話がからんで、それがうまい使われかたをしていると、嬉しくなりますね。あっけらかんとしたヒーローのヒューも、なかなかいい感じでした。
 そういうわけで、おもしろかったですが、最初に出てきた当て馬の人はいったいどこへ。
最後の封印
著者名:樹川さとみ
出版社:集英社
出版年:2005.12
ISBN :4086007096

 あとがきにあるような、ハードな要素てんこもりのお話も読ませてもらいたいと思いましたが、コバルトでは無理なんでしょうねぇ。
posted by うさぎ屋 at 13:01| Comment(0) | TrackBack(1) | 小説

今年もベストFTのTB企画が

 Leon's Armor Shop さんで、「2006年 このファンタジーが良さげ」というトラックバック企画が始まったようです。
 去年は参加させてもらいましたが、ベスト3選びって、ものすごく難しいんですよねぇ……。

 うーん。

 考えてみて、3本に絞りきるのが間に合ったらば、参加したいです。
posted by うさぎ屋 at 02:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2005年12月26日

読了メモ:沙漠の王

 過日買い出しに出たときに、榎田尤利さんの新刊を入手していたので、読みましたですよ。
 ものすごく釈然としないのですが、別シリーズ扱いなんですね。フェンリルとサラが出会ったらどうするのかなぁ。サラと出会うまでの話で〈金の髪のフェンリル〉として一区切りつく話の流れにするのでしょうか。その割にもうサラが出ていて、しかも彼女も含めるかたちで重要っぽい予言までされているので、「???」という感じです。

 主人公が違う、時間軸をさかのぼるなどの事情を考慮してのことだと思いますけど、だったらどう考えても『神を喰らう狼』は〈神話の子どもたち〉じゃなくて、こちらの〈金の髪のフェンリル〉に入るべきなわけで、……なんてことを考えていてもしかたないので、もうやめます。
 はっきりしているのは、この両方のシリーズは共通の世界、共通のキャラクターを扱っているので、どちらか気に入ったら絶対に両方読むこと! です。

 だっておもしろいもん。
 四十間近のオバサンが語尾を「もん」にして言い張るくらい、おもしろいわけです。ハイ。
沙漠の王
著者名:榎田尤利
出版社:講談社
出版年:2005.12
ISBN :4062558378

 フェンリルもいろいろ苦労していたんだろうなとは思いましたが、その苦労の姿に骨格と輪郭が与えられて、いっそう身近に感じられるようになるお話でした。続刊も楽しみです。

 サラも早くなんとかしてあげてください。いや正直にいうとエリアスを!
posted by うさぎ屋 at 16:10| Comment(1) | TrackBack(1) | 小説

2005年12月25日

読了メモ:洪水前夜

 いろいろ検索しているときに、古代バビロニアを扱った小説だと知って興味をもち、購入。珍しいですよね、ライトノベルとして出版されているもので、古代バビロニアが舞台って。しかも、女性向けレーベル。
 ヒゲヒゲの黒髪おじさんたちをどう料理するのか? と思って読んでみたら、主役は「永遠に少年の姿をした不死身の勇士」でした。なるほど、永遠の美少年か。ヒゲヒゲのおじさんじゃないですね。恐れ入りました。
洪水前夜
著者名:雁野航
出版社:新書館
出版年:2003.03
ISBN :4403540643

 天使伝説に洪水伝説をからめた、破滅志向の恋物語なんだと思います。ちょっと一般向けではないかも。わたしにいわれたくないですね? すみません。

 でも、少年向けではともかく、少女向けでわりとグロっぽい描写があるのは、実は致命的なのかもしれない……。ということを、最近考えはじめています。
 自分が平気なのであまり気にしていなかったのですが、そういう視点から見ると、グロ場面の多い小説は、こと少女向けのレーベルではあまりウケていないような。
 ついそんな心配をしてしまうくらい、化け物が化け物らしくグログロしていました。
posted by うさぎ屋 at 13:57| Comment(2) | TrackBack(1) | 小説

2005年12月24日

ユート 3

 近所の書店さんには入荷しなかったか、量が少なくて先に買われてしまったかで手に入らなかったので、結局、ネット書店で買いました。
 おもしろかったと思うんだけどなー。
ユート 3
著者名:ほったゆみ
出版社:集英社
出版年:2005.11
ISBN :4088738764

 ユートが自分で動きはじめている巻でした。
 ああ、この先はこういう話になるはずだったんだ、というのをある程度説明してくれています。さいごまで、親切なつくりです。
 そのぶん、未練も残りますけどね。
 わたしも子持ちなので、父親が「一人に〜」をいうシーンとか、本来の展開で見たかったなぁと思いました。身勝手な、と思うけど本音ですよね。

 まえに「こういう話になるはずだったんだ」を読んだのは、永福一成さんの漫画だったかなぁ。あれ、タイトルが出てこないんですが、あーこれは燃える展開になる予定だったんだなと、今でも覚えているのでやっぱり未練です。63916
posted by うさぎ屋 at 14:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画

2005年12月23日

読了メモ:淮南子の思想

 同じ著者の『易の話』(→感想)がとても読みやすく、かつおもしろかったので、手をだしてみました。
 そもそも『淮南子』がどういうものか知らないというレベルの読者であるわたしにも、じゅうぶんに興味をもてる本に仕上がっていて、思索のみちびきかたや結論のだしかたもいいんですけど、文章のたくみさに酔いました。端正で無駄がないのに、はっとするような表現もかいま見えるのですよ。
淮南子の思想
著者名:金谷治
出版社:講談社
出版年:1992.02
ISBN :4061590146

 読みものとして、前半の「淮南王物語」の部分は『淮南子』という書物が編まれた時代背景、そのパトロンであり登仙伝説もある淮南王とは何者だったのかをといて、非常におもしろいです。
 時代の趨勢に流され、周囲の期待に押されて、謀反をたくらまざるを得ない位置に生まれ、育ってしまった悲運の王。その英才ぶりは広くとどろき、だからこそ儒教を重んじる朝廷では居場所を得られない異才の者たちが集まったという流れは、ああ、なるほどなぁ……としぜんに納得できるものです。

 みずから選んだのではなく選ばされた、さからいようもなく押し流されたように見える文人王の悲劇は、陰謀の疑いすらある暗いものです。いやー。ツボにはまりましたー。
posted by うさぎ屋 at 19:44| Comment(0) | TrackBack(1) | 歴史

2005年12月22日

読了メモ:多神教と一神教

 ローマ帝国の社会史が専門らしい著者による、地中海世界を風靡した一神教世界へのシフト──それに先立つ多神教世界とは、いったいなんだったのか、についての概説と考察。
 岩波新書なので、初心者向けにとっつきやすく、テーマは興味深いものです。とはいえ、寝る前に読む本と位置づけてしまったので、例によってかなり長期間かかってしまいましたが……。
多神教と一神教
著者名:本村凌二
出版社:岩波書店
出版年:2005.09
ISBN :4004309670

 右脳左脳の話にはまだ懐疑的なところがあるので(読者としてのわたしが)、もうちょっと、いろんな理屈が欲しいかもしれません。
 でも、おもしろかったです。
posted by うさぎ屋 at 19:36| Comment(0) | TrackBack(2) | 神話・伝説

大奥 1

 前々から評判が高く、読んでみたいなーと思っていた『大奥』の第一巻を買ってみました。読んでみました。

 男性ばかり死亡する疫病の流行により、男女の人口比が極端に 女>男 となり、夫婦というシステムが崩壊した江戸時代の日本。その男不足のさなかに、子種をとるでなく、ただ三千人もの男を囲うことこそ、上様の至上の権力の証し……というわけで、男女逆転大奥物語。
大奥 1
著者名:よしながふみ
出版社:白泉社
出版年:2005.09
ISBN :4592143019

 うわ、これはおもしろいですね。

 単に「こういう疫病がはやったので男女が逆転しちゃいました」という世界を舞台にとって描くだけにしても、いい話だなぁ、と思える展開なのですが、一巻の後ろの方で見せる「ではなぜ、この世はかくのごとくあるのか?」という根本的な問いへのシフトが、期待を煽ります。
 いや、これは買ってよかったな。評判が高いだけのことはありました。二巻も期待しちゃいます。
posted by うさぎ屋 at 19:31| Comment(6) | TrackBack(1) | 漫画

風の王国・ドラマCD

 わたしはドラマCDは滅多に聞かないので(人生を賭けてるんじゃないかと思うほど入れ込んでいた『天空のエスカフローネ』でさえ、買ったときに一回聞いただけ……)、ほとんど興味をもっていなかったのですが。
 風の王国のドラマCDが出るんですね。
 今ならコバルト文庫の公式サイト→フェア→ドラマCDで紹介されています。
 コバルト公式サイト 63870 http://cobalt.shueisha.co.jp/

 翠蘭:緒方恵美 / リジム:置鮎龍太郎 / 慧:真殿光昭
 真殿さんってガァティか〜。という把握をしている自分がちょっとアレですが。

 緒方恵美さんのサイト(http://emou.net/)の日記に、翠蘭の声が非常に満足のいくものが出せたという記述があるので(どうもログが流れる形式の日記のようなので、確認なさりたいかたは、お早めに……)、ちょっと興味がわいてきました。
 以下に、一部引用させていただきます(全部ではありません)。
古代チベットの史実をしっかり押さえながら、シッカリ少女小説になっていて、ライトノベルらしい読みやすさを兼ね備えている素晴らしい原作。漢字が多くて難しそうだなぁ、と、とりあえず1巻だけ購入したのだが、夢中で5巻揃えて読んでしまった。
時間の関係上、どうしてもダイジェスト版になってしまうドラマCDの台本だが、要所は押さえられていて、若い読者(聞き手)にはわかりやすくなっている。
あとは、・・・自分だけだ(汗)。

男装をして馬を駆り、剣術にも長け、冷静だが情に厚く、懐の深いカッコイイ女の子。
それが一転して、恋をしているとも気づかないほどピュアに惹かれていく。
その強さにとまどいが混じった感じは、どんななんだろう。
自分がどういう風に演じるのか、開始前は想像もつかなかった。・・・が。

  自分でも、驚くような声が・・・!!!

どういう風に演ったかは細かく記憶にない。
でも、自分が未だかつて出したことのないような声が、芝居が、自分からこぼれでてゆくのは感じた。

 おお。なんだかすごそうです。これは聞いてみたいかも!

 でもなぁ。ドラマCDもそうですが、実は映像作品も、買ってもなかなか見ないんですよね。こう、じっと座って相手のペースにまかせるのが苦手みたいです。あ、先述の『天空の〜』はわたしの中では別勘定で、あれは暗記しそうなくらい見ました。バカかと思うほど。
 いやもう「と思うほど」は省略していいでしょう。バカか。これでOK。

 たぶん、自分でペース配分ができないから、億劫がってしまうのでしょうね。見るにせよ聞くにせよ、相手(=作品)のペースに合わせなければいけないので、本のページをめくるのとはわけが違いますから。
 要はおそろしくワガママだということですね、わたしが。

 話がえらく逸れましたが……。
 とにかく、声優さんも原作を高く評価し、また愛着をもってくださっていることが、読者のひとりとして嬉しいな、と思いました。はい。
posted by うさぎ屋 at 00:32| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記

2005年12月20日

読了メモ:GOSICK 5

 うーん。寒い。
 GOSICKの新刊を、見失う前にとあわてて読みました。過去の因縁布石篇、かなぁ。推理シーンがないわけではないし、人死にもありますが、どうもヴィクトリカと一弥にとって「他人事」っぽいんですよね。まるでB席後列から一幕の舞台を眺めるように、すべてが遠く感じられました。

 もっとも、本を読んでいたときのわたし自身が、おそろしく「なんにもやりたくない」感でいっぱいだったので、そのせいもあるかもしれません。そのときの自分の状態と本の感想って、直結してしまうので……だから、ビビッドに反応できるときは、完全に世界に没入できるんですけど、駄目なときは駄目ですね。今回は駄目だった模様。たぶん、寒過ぎた……。
 読みながら、足が冷たいと思ったことを強く覚えてるって、なんだかなさけないです。
GOSICK 5
著者名:桜庭一樹
出版社:富士見書房
出版年:2005.12
ISBN :4829163283

 ちなみに、シリーズ既刊の感想はこちらです。 63870GOSICK
posted by うさぎ屋 at 15:37| Comment(5) | TrackBack(1) | 小説

2005年12月19日

読了メモ:博士の愛した数式

 前から読みたかったのですが、文庫落ちを待っていました。映画の試写会に行った人が、文庫になっているそうですよと教えてくださったので、あわてて購入。
博士の愛した数式
著者名:小川洋子
出版社:新潮社
出版年:2005.11
ISBN :4101215235

 前から読みたかったというのは、同じ著者の『沈黙博物館』が、どこか底知れぬ雰囲気をたたえていて、いいなぁ、と思わされたからでした。
 感想 63870沈黙博物館

 で、それは「いいなぁ」とは思っても、まだうちのめされるほどの完成度ではない(少なくともわたしにとっては)と感じられたのですが、今回のこれは! すごかったです。完璧です。ケチのつけどころがありません。

 映画化されたので、あちこちで紹介を目にすると思いますが、80分しか記憶を保持できない老いた数学博士と、彼のもとに派遣された家政婦、そして彼女の十歳の息子とのあいだに生まれる、数字とタイガースを通したふしぎな交流を描いています。

 まあ、わたし自身はこの小説が舞台にとった年に、タイガースをうちのめした(!)スワローズのファンなので、読んでいてなんども「スミマセン」「でもスワローズもいいんです」などと思わずには読めなかったわけですが、それでも、とてもいい小説でした。名作だと思います。
posted by うさぎ屋 at 01:19| Comment(0) | TrackBack(4) | 小説

2005年12月18日

読了メモ:ライオンと魔女

 久々に、本サイトが読了メモに追いついたー! ……と同時にまた、一冊たまりました。これ読むの何回めかなぁ。『ライオンと魔女』だけは何回も読み返しているのです。最初の、衣装ダンスから雪の降る森へ、そして街灯がぽつんと……というシーンがとても好きなので。

 自分が読むに先立って、子供に読ませてみました。
ナルニア国物語ライオンと魔女
著者名:C.S.ルイス
出版社:岩波書店
出版年:2005.05
ISBN :4001163713

 うちの子供は小学四年生で、フィクションがあまり好きではありません。本を読むときは図鑑かゲームの攻略本。そう、フィクションでもゲームは好きです。ドラマは駄目。アニメも嫌い。映画もなかなか見てくれません。唯一、ポケモンだけはアニメも見ます……。

 フィクションが嫌いといっても、手にとるまでの逡巡が激しいだけで、実際に本を読み始め、また映画を観始めると釘付けになって世界に入りこんでいます。ひょっとして入りこみ過ぎて、主人公たちが受ける苦難がつらいんじゃないかと思われます。

 そういうわけで『ライオンと魔女』も読みはじめたら凄い集中力で読んでいたし、おもしろかったかと尋ねたらおもしろかったというのですが、つづきのお話も読む? と訊くと、嫌がります。……うーむ。

 彼に「ピーターとスーザンとエドマンドとルーシィで、誰がいちばん好き?」と訊いてみたところ、エドマンド、といっていました。やっぱり、自分と年齢の近そうな男の子だからというのが理由としては大きそうですが、感情移入しやすい男の子があの役回りでは、読むのはつらかったかもしれませんね。
posted by うさぎ屋 at 10:27| Comment(0) | TrackBack(1) | 小説

2005年12月17日

献本御礼:予告探偵

 太田忠司さんに、いただきました。いつもありがとうございます。
 1950年という「戦後」を舞台にとったミステリのようです。本を開くと、まず登場人物一覧と、お屋敷の見取り図が! ああ、なんかこういう空気、なつかしい〜。昔はわたしもミステリよく読んだんですよ! 今の読書傾向からすると、えーそれほんと? みたいな感じですけど、でもこの「登場人物」「見取り図」を見て「なつかしい〜!」と思えるくらいには読んでました!
予告探偵
著者名:太田忠司
出版社:中央公論新社
出版年:2005.12
ISBN :4125009244

 で、なにげなく「あとがきはないのかなー」とページをめくっていて、なんかこう、見てはいけない文字を見てしまったような。
 しまった。
 ミステリでこれをやっちゃいかん、と自分で思うの何回目ですか。

 いま見たものを忘れるまで、この本は寝かしておこうと思います。まぁ忘れっぽいのでそう時間はかからないと思います。ううう。
posted by うさぎ屋 at 02:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

2005年12月16日

献本御礼:オーパーツ・ラブ 消えたファラオと海の女帝

 ゆうきさん、いつもありがとうございます。
 仕事し過ぎっていうか、本気でお身体が心配になる出版っぷり。ご自愛くださいよー?
オーパーツ・ラブ5th〜消えたファラオと海の女帝
著者名:ゆうきりん
出版社:集英社
出版年:2005.12
ISBN :4086302748
posted by うさぎ屋 at 16:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

天空聖龍 1

 山口美由紀さんて、実家で生活していたころ、つねに『花とゆめ』の新刊があったときはいつも楽しみに連載を読んでいた漫画家さんだったのです。
 つまり、結婚して雑誌が身近になくなってから読んでないわけで……。ふと目についたので、新刊を買ってみました。これも昨日のことです。
天空聖龍 1
著者名:山口美由紀
出版社:白泉社
出版年:2005.12
ISBN :4592182383

 アジアの高地っぽい地域を舞台にしたファンタジーで、善悪それぞれを体現したかのような二匹の龍がかつて相争って力尽きた……という神話をベースにした正龍信仰と、その現実……について描かれていくのかな?
 まだまだこれから、という感じです。

 とてもおもしろいですけど、どこかこう、導入部にひっかかりが……。スムーズに中に入れないというか、なんでだろう? 視点がどこどこ入れ替わるせいかなぁ。
 ともあれ、二巻を楽しみに待つことにしまっす。
posted by うさぎ屋 at 16:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画

2005年12月15日

NANA 14

 今日は近所の書店さんで漫画を買ってきたので、どんどん行きますよ。
 というわけで、NANA 14巻も無事に入手しました。ざくざく読みました。相変わらず波乱です。
NANA 14
著者名:矢沢あい
出版社:集英社
出版年:2005.12
ISBN :4088566602

 最近、若い男の子もけっこう『NANA』を読んでいることを知り、少々おどろいています。

 いや、わたしが若かったころも少女漫画を読む男性はいましたけど、まだなんか「小難しい系」の漫画であれば、というような微妙な制限があったような気がするんですよ。萩尾望都のSFはイイ、とか。大島弓子は哲学だ、とか。

 ジャンルとして『NANA』は、どストレートに恋愛ものですよね。一応、音楽ジャンルでもあるけれど、やはりそれは「一応」と留保したくなる「サブ・カテゴリ」で、メインはロマンスだと思います。少なくともわたしのなかでは、そう分類されています。

 昔は、ロマンスがメインの少女マンガを、男の子が読むって、なかった気がするんですよねぇ……。
 ロマンティック・ラヴという概念が、いかにひろく価値を得ているか。また少女マンガ的な繊細な絵柄が受容、あるいは要求されているか。そして、心情描写がメインで引っ張るストーリーが、性別をこえて支持され得るか……といったことを、今、いちばん体現しているタイトルが『NANA』なのではないかと思います。

 読んでる最中は、やっぱハチかわいいなぁ、ヤスかっこいいなぁ、美里ちゃん底知れないなぁ、とか思いながら読んでるわけで、そんなこたぁ考えとりゃせんのですけどね。
posted by うさぎ屋 at 21:08| Comment(4) | TrackBack(0) | 漫画

結界師10

 いそいそと買ってきて読みました! 現在のマイ・フェイバリット少年マンガ!
結界師 10
著者名:田辺イエロウ
出版社:小学館
出版年:2005.12
ISBN :4091270700

 ま。
 ま。
 まままま。
 ままままままままってーーーーー!!!!
 えええええええ!!!!!

 ちょっとまてー! えーっ! どーなっとんのーっ!?

 な感じでした。早く11巻寄越してくださりやがりませ。助けて。63916
お願い。
ここにいてくれない?

 ツボったぁぁぁーーーー!!!

 すみません、見苦しいですね、でもこのへんが正直な感想でした。ハイ。
posted by うさぎ屋 at 18:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画

殻都市の夢

『なるたる』や現在進行形の『ぼくらの』などの作者、鬼頭莫宏の連作短編集。帯に「切なさあふれるヒューマン・ファンタジー」と書かれていて、びびりました。えっ、マジですか。
 でも読んでみたら、たしかに切なさもあふれてたし、ヒューマン・ファンタジーではありましたよ。長編に比べると、肩の力がちょっと抜けた感じで、いい意味で物語の流れにまかせて筆が進んでいるというか。
殻都市の夢
著者名:鬼頭莫宏
出版社:太田出版
出版年:2005.11
ISBN :4778320042

 収録作品タイトルは以下の通り。
  1. 誕生日の棺

  2. 3年間の神

  3. 生死者の聲

  4. 媚薬水の味

  5. 座敷童の印

  6. 造物主の檻

  7. 渉猟子の愛

 殻と呼ばれる構造体を重ねに重ねて築かれた都市を舞台にした連作です。エッチ・シーンもありますが、基本的に成人男性×少女なので、そういうのが苦手な人は避けてください。
 発達した科学と停滞した社会、満たされぬ心とふれあえぬ個人。とか説明すると、わかっちゃったような気になりますが、例によって語りきれた感はないです。

 いつも思うのですけど、このかたはデッサンが独特ですよね。骨格が見えそうというか。描線は枯れた感じで、細い線を重ねて描かれていて、カサカサとした印象です。ひとめで「あ、あの人の絵」とわかる個性があるのは、強みですよねぇ。

 本の内容を片端から暗記しちゃってる少女がでてくる「渉猟子の愛」が好きかなぁ。どの話も淡々としていますが、表面の演出がおさえめなだけに、背後に押しこめられたものが深そうな印象が残ります。「座敷童の印」もなんか好き。
 一般人にすすめるなら「生死者の聲」かなぁ。

 長編よりは気軽に読めますし、著者の作風はなんとなくわかるかと思うので、
「気になる作家だけどまだ読んだことがない」
 なんて人に、じゃあとりあえずコレ読んでみれば? って勧めやすい一冊ではないかと。
posted by うさぎ屋 at 17:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画

2005年12月14日

読了未満メモ:古代オリエント集前半

古代メソポタミアの神々』、『メソポタミア文明』と一緒に図書館で借りたものの、とうてい読みきれないまま返却期限が来てもう一回借り直し、そしてまた返却期限が迫っている本。後半にあって、かなりのボリュームを占めている「エジプト」はもう諦めることにしました。
 そういうわけで、読了未満メモです。
筑摩世界文学大系 1 古代オリエント集
著者名:杉勇
出版社:筑摩書房
出版年:2005.12
ISBN :4480206019

 今、シュメール→アッカド→ウガリットを読みはじめたところですが、ここまで時代が新しくなると(といってもまだ紀元前なんですけど……)、ずいぶん『聖書』のイメージに近いものがいろいろとあるなぁ。と思います。
 ただ、訳者のかたの解説に、ウガリット文字、文献の翻訳自体がいまひとつ確立されていない部分があり、各説入り乱れている状態なので……というような記載があるので、『聖書』を彷彿とさせるイメージは、諸説を唱えている学者さんたちの中にあるものなのかも、とも思わなくもなかったりします。
 もっとも、シュメール語を語ったシュメール人は、いわゆる「※※語族」のどこに入れたものやらというくらい、独立した言語(=孤立した文化)の持ち主だったわけで、その後継たるアッカドも当然、現代の我々から見たら異質な文化を保持していたでしょうけど、ウガリットまでくるとセム系民族だということがはっきりしているので、言葉のはしばしに、今に残る響きの断片が読み取れるような気がします。

 昨夜、「バアールとアナト」を読み終えましたが、ここに登場するアナト女神は、すごいです。
彼女は神モートを捕え
剣で切り裂き
ふるいでふるい分け
火で焼き
ひきうすでひき
野原にかれを ふり撒いた
鳥どもがその肉を食い
獣がそのかけられ 食いつくさぬように
肉が肉を呼ぶように

 そこまでしなくていいから。ていうか、兄であり、一応「いちばん強い神様」っぽかったバアールが負けちゃった相手を、一行でつかまえて次の行で殺し、七行使ってギッタギタに。……死の神モートの立場なし。そしてモートに負けたバアールは、さらに立場なし。アナト最強説を唱えたい気分です。

 この本、手に入らないなーと思っていたんですけど、いま、ほんつなのデータを見てびっくりです。2005年12月? 復刊したんだ!? オンデマンドかなぁ? でも、詳細ページには出版年は書かれていませんね。うーん。
 あとで調べてみなければ。

 ちなみに『古代メソポタミアの神々』は、あんまりいい本だったので、買ってしまいました……。どこに置こう。
posted by うさぎ屋 at 10:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 神話・伝説

2005年12月13日

『ゲド戦記』、ジブリで映画化

 表題の通りです〜。噂はあったんですが、ほんとだったんですね。
 http://www.ghibli.jp/

 正直な感想を書くと、微妙です。つまり、原作に思い入れがありすぎて、他人が再構成したその世界を見たいと思えないのですよね、積極的に。
『指輪物語』が『ロード・オブ・ザ・リング』として映画化されるという一報を知ったときも、正直なところ、やめてくれーと思いました。
 心狭きファンとは、如何様にもしがたきものよ。つまり、処置なし。

 処置なしなので、作り手は、そういう心狭きファンの感慨は無視していいんじゃないかな、とも、つぶやいている本人が思うあたり、変な話です。

 ジブリのアニメーションということになると、日本国民総出で(笑)見るといっても過言ではありませんし、原作も、より多くの人に読まれる機会を得るでしょう。そのことは、すなおに嬉しいと思います。
 原作はシリーズ第三巻なので、一巻から三巻まで頑張って読んでほしいですね。
さいはての島へ
著者名:アーシュラK.ル・グウィン
出版社:岩波書店
出版年:1999.12
ISBN :4000264656
posted by うさぎ屋 at 17:15| Comment(2) | TrackBack(2) | 日記

2005年12月12日

読了メモ:トワイライト・トパァズ 3 & 4

 読了しました。おもしろかった〜。大満足。
かくて宿命の扉はひらく
著者名:佐々原史緒
出版社:エンターブレイン
出版年:2005.05
ISBN :4757722524
かくて背信の旅はおわる
著者名:佐々原史緒
出版社:エンターブレイン
出版年:2005.09
ISBN :4757724306


 はじめは、
「こ、このキャラについて行けるでしょうか?」
 と思ったアダマス様でしたが、最後には大好きなキャラクターになっていました。いいなぁ、アダマス様。

 世界観を同じくするらしい、これの前のシリーズも読んでみたいと思いましたが、なんか版元品切れっぽいのですよねぇ。流通在庫に巡り会えればいいのですが、難しそう。
「古本につかう金があったら新刊買え」
 がモットーなので、できれば古書という手段はとりたくないのですが、でも読みたい。ううう。

63904追記
 ファミ通文庫の公式サイトにシリーズ紹介ページがあることに、気がつきました。ここで、わたしが「め、めげるかも」と思った冒頭……よりちょっと先が、試し読みできます。プロローグの「幼いトパァズ」の一人称を飛ばして、物語時間で「現在のトパァズ」の一人称部分です。
posted by うさぎ屋 at 15:33| Comment(6) | TrackBack(2) | 小説

2005年12月11日

読了メモ:トワイライト・トパァズ2

 大人買いした2巻を読みました。あー、やっぱりおもしろいですよ。
かくて流転の定めはつづく
著者名:佐々原史緒
出版社:エンターブレイン
出版年:2004.12
ISBN :4757720971

 今回は寒い地方でのお話なので、寒々しい昨今の読書にバッチリ。寒いよぅ。63650

 わたしは一巻からヘマタイトちゃんが好きなのですが(笑)、今作もガッチリご登場で嬉しかったです。
posted by うさぎ屋 at 14:38| Comment(0) | TrackBack(1) | 小説

2005年12月10日

昔の感想文

 メールマガジン過去ログからの移行をサボっていたので、焼け石に水だなぁ、と思いながらも二冊移してみました。
『惑いの空の凶天使』〈ザ・サードV〉
http://usagiya.cside2.com/notes/rnote.php?u=books/06ha/4829129883.htm

『紫の砂漠』
http://usagiya.cside2.com/notes/rnote.php?u=books/07ma/4894567822.htm

 2000年当時の自分が読んでいた本のリストを眺めて、今と変わっていないような、ぜんぜん違うような……。あんまり変わってないですかね、やっぱり?
 感想文の文章は、ちょっと肌触りが違うような気がしますが、直すとキリがないのでそのままです。
posted by うさぎ屋 at 23:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

読了メモ:バビロン

 読んでいるとすぐ寝てしまうので、そう分厚い本でもないのに、かなり読了までに時間がかかってしまいました。バビロンというひとつの古代都市に焦点をあて、後世に残る強烈なイメージの源泉たる史実のバビロンを語る入門書。
バビロン
著者名:ベアトリス・アンドレ・サルヴィニ
出版社:白水社
出版年:2005.07
ISBN :4560508895

 おもしろいんですけど、無性に眠くなるので困りました。
 かなりこまかい部分まで書かれているのに「概説」という印象がのこるのが、おもしろいです。なんでかなぁ。

 四章構成なのですが、第三章の、ネブカドネツァル二世の時代を扱った部分が「いわゆるバビロン」のイメージの源泉となっているせいか、p.49-136と全体の半分以上を占めています。

 翻訳は今年の夏ですし、原著の刊行も2001年と比較的最近なので、最近の研究の成果を反映しつつ、コンパクトにまとめた一冊、という感じかと思います。
posted by うさぎ屋 at 20:47| Comment(0) | TrackBack(1) | 神話・伝説

2005年12月09日

読了メモ:ドラゴン学

 子供が喜ぶかなぁ、と思って買ってみました。凝った仕掛け絵本です。
ドラゴン学
著者名:ドゥガルドA.スティール
出版社:今人舎
出版年:2005.10
ISBN :4901088343

 ドラゴン学者・ドレイク博士の手になる入門書という体裁で、世界のドラゴンの種別などがしるされています。
 フィールド・ノートを再現した小さいメモが数ページや、屏風畳みにしたドラゴン文字一覧、「ドラゴンの粉」を封入したパックや皮翼の一部と称するものが貼ってあったりします。

 見て、さわって、装丁やさまざまな意匠を含めた雰囲気を楽しむ本です。

 本文は表紙裏から始まっていて、正味34……訂正:30ページ。+貼りつけられたぶんと折り込み、です。文字量はそれ相応。本文は総ルビではありません。
posted by うさぎ屋 at 07:26| Comment(6) | TrackBack(2) | その他の本

2005年12月08日

久々に12月チェック本

 そういや最近いろいろバタバタしてて、新刊チェックしてませんでした。チェックしても、
どうせ読む暇ないのよ!
 ……という、やさぐれた気分になってしまうので。

 でもめげない。わたしは頑張るよ。なにを。よくわかりませんが……読書?

空ノ鐘の響く惑星で 9/ 渡瀬草一郎
メディアワークス/05.12.08/620円
実は8巻も読んでない……。ていうか家の中で行方不明です。どこよ?
63870シリーズ既刊感想

がるぐる! 上/成田良悟
メディアワークス/05.12.08/599円
読んでない本が三冊くらいたまってます。ヴぁんぷ! の続刊とか針山さんとか……。

喜びのおとずれ/C.S.ルイス
筑摩書房/05.12.09/840円
あれ? これは自伝の再刊というか文庫化? と思って、【BlueMoon】さんで近刊情報確認。やっぱりだー! 今更ですが、このように遡って探すときにリストに時期が明記されているととても助かります。対応ありがとうございました。

GOSICK 5/ 桜庭一樹
富士見書房/05.12.10/588円
これは今のところ全部読んでて溜まってないはず。でも非GOSICKの近刊は全部読めてないです。
63870シリーズ既刊感想
posted by うさぎ屋 at 01:43| Comment(0) |