2005年11月30日

読了メモ:春期限定いちごタルト事件

 家族に「最近なんかおもしろい本あった?」と訊いたら、即答してきたタイトルふたつのうちの、ひとつ。
「おもしろい本」という質問に即答してもらえること自体が、かなり珍しいので興味津々で読みました。あらホント、おもしろい。

 片山若子氏のイラストも、ベスト・マッチではないでしょうか。とてもあたたかな色合いを、上品に組み合わせることができる人ですよね。
春期限定いちごタルト事件
著者名:米澤穂信
出版社:東京創元社
出版年:2004.12
ISBN :4488451012

 つい賢しらに語ってしまいがちの少年・小鳩くんが、同志・小佐内さんと手をとりあって、ひたすら小市民を目指す……のに、なぜか謎解きに巻きこまれてしまう連作短編集。
 人生は思うようにはいかないのさ。という感じですか。

 わたしも賢しらに語りがちな性質があるので、わりと身につまされたことです。

 それにしても、読みたい本をぜんぜん読み終わらないうちに、もう月アタマの新刊ラッシュに突入かー。弱った……。図書館に返却せねばならない本から、必要そうなデータをまとめて整理していたのですが、半日たっても終わらないですよ。借りたその日からやってるんですけど、未だに基本的なところも記憶できません。
 小鳩くんのごとき、優秀な頭脳が欲しいであります。
posted by うさぎ屋 at 00:32| Comment(2) | TrackBack(1) | 小説

2005年11月28日

読了メモ:古代メソポタミアの神々

 これも図書館で借りました。注釈が同一頁内にほどこされ、添えられている図版も多く、とても親切な本づくりになっています。
古代メソポタミアの神々
著者名:岡田明子
出版社:集英社
出版年:2000.12
ISBN :4087811808

 カバーの神像、かっこいいですね。

 直前に読了した『メソポタミア文明』にくらべると、発掘や文字の解読の過程といった「考古学する立場からの歴史」よりも、実際にその土地で信仰された神々の情報に比重を置いています。
 ギルガメシュ叙事詩や、『エヌマ・エリシュ』など主要な神話の梗概も載っています。

 古代メソポタミアについて熱心に「学びたい」という気もちがある人向けの、よくできた本だと思います。
posted by うさぎ屋 at 23:21| Comment(0) | TrackBack(1) | 神話・伝説

『ポイズン』のデータが入ったので

 今日見てみたら、ほんつなにもデータが入っていたので、リンクしておきますね。まだ読んでないんですけど……。

ポイズン 上
著者名:クリス・ウッディング
出版社:東京創元社
出版年:2005.11
ISBN :4488019366
ポイズン 下
著者名:クリス・ウッディング
出版社:東京創元社
出版年:2005.11
ISBN :4488019374



 先月といい今月といい、読書ペース落ちてますね。せっかくいただいた本がなかなか読めなくて、申しわけないです。
posted by うさぎ屋 at 12:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

2005年11月27日

読了メモ:メソポタミア文明

 図書館で発見。創元社の〈知の発見双書〉レーベルは、「絵で読む世界文化史」を標榜するだけあって、画像が豊富。文字情報にはさして期待せず、ヴィジュアル・イメージを得るために借りてみたのですが、文章も案外読みごたえがありました。
 わたし自身の知識がまだまだ、というのもありそうですが。
メソポタミア文明
著者名:ジャン・ボッテロ
出版社:創元社
出版年:1994.12
ISBN :4422210939

 監修は、ギルガメッシュ叙事詩の翻訳などでつとに有名な碩学、矢島文夫氏。ところどころに、日本の読者の理解を助けるべく注釈が施されていて、なるほどな、と思わされました。
 楔形文字の翻訳過程が描かれている部分など、漢字とかなの関係にたとえての解説があるのです。アルファベットに馴染んだ欧米人にとっては、ひとつの文字が意味も音もあらわす、しかもさまざまな意味と音に対応する……という発想に至り、またそれを特定していくのは困難なことだっただろうな、と納得しました。

 巻末、現地の人夫たちに親愛と尊敬の情を示す学者の文章が断片的に掲載されていて、ずいぶんいい人だなぁと思ったら、アガサ・クリスティの夫だと判明。そういえばクリスティの夫君は考古学者でした……。
 クリスティの『メソポタミアの殺人』からも、遺跡を案内されるシーンの引用があり、これはどこまでアガサ本人の感想なのだろう、と詮索したくなってしまったり。
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2005年11月25日

読了メモ:WW

 なんか妙に読みづらくて、すごく時間がかかってしまいました。たぶん、視点人物が「だわさ」「わのよ」という特殊な語尾を駆使するのも一因だと思います。「だわさ」はともかく「わのよ」は、かなりつらいです。
WW
著者名:吉田親司
出版社:メディアワークス
出版年:2005.11
ISBN :4840232113

 前作『MM 記憶師たちの夜明け』は、スーパー・マザコンの誠人が最初から最後まで視点キャラでした。彼は硬い言葉遣いはしますが、変な語尾というわけではないです。
 感想63870http://usagiya.cside2.com/notes/rnote.php?u=books/08ya/4840228876.htm

 半分くらいまでちびちび読み進めたら、ようやく勢いがついて、最後まであとは一気に。
 終盤のアクション・シーンで視点人物が変わるんですけど、いっそ最後まで萌恵サマで通してくれた方が読みやすかったかなー、と思いました。いや、キャラとしてはカレー娘よりマザコンぼくちんの方が好きなんですけど! 潔すぎるママ至上主義が、おもしろいので。
posted by うさぎ屋 at 07:57| Comment(0) | TrackBack(1) | 小説

2005年11月24日

ハガレン12

 読みましたが、例によって本編の流れをあれこれ忘れてます。まとめて読み返さないとなぁ……。
 とくに、若がどういう立場の人なのか、さっぱり思いだせなくて困りました。この人、なんで共闘してるんだっけ……?
鋼の錬金術師 12
著者名:荒川弘
出版社:スクウェア・エニックス
出版年:2005.11
ISBN :4757515731

 敵が「反則じゃねぇの?」というくらい強いです。今に始まったことではないですが。
 昨今、「敵が絶望的に強い」という表現をうまくこなしている漫画を、よく読んでいる気がします。自分の趣味というより、そういうテーマあるいはモチーフが、大勢に支持されているのだと思います。どれも、ものすごく売れているタイトルですから。

 自分が今、生きている時代に感じている閉塞感や、「個人の力ではどうしようもない」と感じられる現状への絶望……などが、そうした作品を生み、また支持されるもとになっているのかな、などと考えました。

 創作物はすべからくその人の生きている時代と、創作者自身の生きかたを反映しているんじゃないかな、と思うので。

 見返しの文章がおもしろかったな。わたしも最近、ドキュメンタリー番組をよく見て、泣いたりしてます。
 でも、作者さんのような感想はもたずに見てるので、あ、なるほどなー、と。
 わたしが「やっぱり作り話はかなわねぇ」と思わないのは、ドキュメンタリーもフィクションだと思う派だからでしょうね。

 あれだって、一定の意図をもって撮影、演出、構成されているわけですから。
 制作者の意図によっては、ほんとうに、ほんとうらしい嘘、というのを流布することができるのが、おそろしい。
posted by うさぎ屋 at 11:49| Comment(4) | TrackBack(0) | 漫画

2005年11月22日

献本御礼:ポイズン

 東京創元社さまから、いただきました。ありがとうございます。
 クリス・ウッディング(わたくし的には「『ナウシカ』と『エスカ』を並び称して名作と讃えた勇者。なんか方向性違うと思うんですけど)の邦訳最新刊、『ポイズン』上下巻です。
 とてもきれいな本に仕上がっています。今回は文庫ではないのですねぇ。

 まだ、ほんつなデータベースに入っていないように見えるので(と書くといつも数日中には入っているのですが……まぁ現時点では検索しても出てこないので!)、版元にある紹介頁へ……リンクすると規約違反か微妙なところなので、h抜いておきます(笑)(※追記:違反ではありませんというご説明をいただきましたので、hを足しておきます)
 http://www.tsogen.co.jp/wadai/0510_03.html

 ちなみにクリス・ウッディングの既約本『魔物を狩る少年』の個人的な感想はこちら。
 63870http://usagiya.cside2.com/notes/rnote.php?u=books/01a/4488567010.htm
posted by うさぎ屋 at 16:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

ガッシュは熱いなぁ

 もう23巻ですか。いやー、今回も泣かされました。ううう。
金色のガッシュ!! 23
著者名:雷句誠
出版社:小学館
出版年:2005.11
ISBN :4091272932

 今までで最大の泣きポイントは、ナゾナゾ博士のエピソードでしょうか。ぼくにとっては、博士が……っていうやつ。おおぅ、思いだしただけでグッときます。あれは何巻だったのか。もうわからないよママン。

 今回はかなりお下品でしたが、ウ○○○○ン○○ンがもう名前から下品ですしね!63916
 ものすごくシビアな状況に、一服の清涼剤ならぬ下品ギャグ。という感じで、それもまた楽しめました。たぶん、本来の読者層である男の子たちは、もっと楽しめるんだろうなぁ。わはは。
posted by うさぎ屋 at 01:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画

2005年11月20日

がんつ18

 不条理アクション巨乳シュール巨編。……要素を並べただけでは、ぴたりと決まらぬことがわかりました。しかし巨乳は外せまい。
GANTZ 18
著者名:奥浩哉
出版社:集英社
出版年:2005.11
ISBN :4088768817

 主人公の玄野君が、物語が始まったときと比べて、ぜんっぜん違う人になってるのがすごいです。
 18巻かかってるのだから当たり前だという見方もできるかもしれません。
 が、何巻かけてもキャラ変わらん、って話も多い中、アンダーグラウンドっぽい、なんともいいがたいテイストの話であるにもかかわらず、実はこのストーリーって真っ当に「成長もの」なんじゃないかと思います。

 グロ描写が多いのでそういうのが×な人には勧められませんが、シリーズ開巻当初、こういう展開を想像した読者は少ないのではなかろうか……。
posted by うさぎ屋 at 22:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画

2005年11月19日

造本・装丁

 先日もネタにしましたが、最近見かけた、わかりやすい一例。
唯一、青山の竹尾で見つけた「ぐびき」という特殊な紙は深い色合いの赤でなかなかいい質感でしたが、色上質の10倍以上とコストが高すぎるので断念しました。紙の予算なども制約があるのです。
(中略)
インクの色が一色で済んだのでコスト削減と一石二鳥です。

The Helvetica Book デザイン〜色について

 ……と、このように、装丁を考える人たちは理想と現実と予算のあいだで、最良のものを作りだすべく頑張ってらっしゃるわけです。

 わたしはあまり装丁やデザインに口を出したことはないですが、ライトノベルの場合は、そもそもレーベルそれぞれに一定のフォーマットがある場合が多いので、そんなにそこから踏み出すことはできないんじゃないかと思います。
 たとえば、裏面にイラストがつく/つかないも、レーベル単位であらかじめ決まっていますから、変化をつけるとすれば「どういうイラストをつけるか」という方向でいくしかないわけです。
 紙などは、もう選びようがないというか、それこそレーベル内は統一されてますし。

 レーベルによっては、ページ数の上限も具体的に決まっていたりします。先日出してもらった『皇帝の華』は、あれが上限最高値で、あれ以上一ページでも増えたら出ない、というか殖やしちゃ駄目! という状況でした。

 まったくの余談ですが、そういう状況での校正はかなり辛いです。自業自得なんですけど!

 それにしても、Helvetica の本ってまたずいぶんピンポイントな……。ちょっと欲しいかもしれません。
ヘルベチカの本
著者名:大谷秀映
出版社:エムディエヌコーポレーション
出版年:2005.11
ISBN :4844358308
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2005年11月16日

読了メモ:桃源の薬

 近所の書店さんは、コバルト文庫に力を入れることにしたようです。今日行ってみたところ、ほかの品切れになっていたタイトルもまとめてすべて一冊ずつ並べ直してありました。

 本屋さんの気が変わらないように、ささやかにでも買い支えなきゃ。というわけで、一冊買ってきました。
桃源の薬
著者名:山本瑶
出版社:集英社
出版年:2005.11
ISBN :4086006731

 中華風の世界観で、ものごっつ「ほのぼの〜」としたラヴ・ストーリーです。ヒロインが、押しが強いのにワガママじゃない、というあたりがポイントなのかな。

 わたしはシロの方がタイプです(誰もきいてません)。
 いつもは犬タイプって惹かれないのですが、今回はシロちゃんがいいなぁ。

 ところで、相変わらず自分の新刊が売られている場面を一回も目撃していないのですが、思い切った遠征をしないと無理なのでしょうか……。
posted by うさぎ屋 at 21:19| Comment(4) | TrackBack(1) | 小説

2005年11月15日

バベルの謎、余談

 読了メモを書いた『バベルの謎』ですが、本題以外の部分でもいくつかおもしろい文章があったのです。
 まず、これ。
 現代の作家と読者の関係といふものは、多くの場合、きはめて一方的なものである。作家はほとんどモノローグのごとくにして言葉をつむぎ出し、読者はそれをはるかかなたから、活字になつたものとして読む。もちろん、なかには、作家があらかじめ読者の反応をさまざまに予想し、先取りして書くやうな場合もあるが、現代においてはそれは「大衆作家」あるいは「エンターテインメント系作家」のすることと考へられてをり、高級な文学になればなるほど、モノローグに近いものでなければならないと思はれてゐる。
長谷川三千子『バベルの謎』中央公論新社(1996年)、p.265

 強調部分、本来は傍点ですが、ウェブ文書としてルビで傍点出したくないので(行間がズレてたいへんみっともないので、可能な限りは使いたくありません)、強調タグで。

 エンターテインメント作品をものするには、読者がこれを「読んだときにどう感じる(と想定される)」かが大きな問題となるわけですが、これを「読者とのかかわりかた」として認識したことがなかったので、自分の不明を恥じました。
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posted by うさぎ屋 at 22:23| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記

2005年11月14日

読了メモ:バベルの謎

 わー。これ面白い。創世記にあらわれる「バベルの塔」の物語を、「特定の個人」が書いたものという観点から(そりゃ誰かが書いたには違いなかろうし)あらためて読み直し、その「ヤハウィスト」と仮称される誰かの思索の行方をたどる、一大「知のスペクタクル」←勝手に名付けました。いやだって創世記ってスペクタクルだし。
バベルの謎
著者名:長谷川三千子
出版社:中央公論新社
出版年:1996.02
ISBN :4120025357

 いやー、おもしろかったー。心の底からおもしろかった!
 ちなみに歴史的仮名遣いで書かれていますが、まったく読む障害にはなりませんでした。

 なぜ歴史的仮名づかひであるのか、についても記されてゐるが、これもまた興味深く読める。
 あくまで哲学する人だと思ひつつ巻末プロフィールを拝見したところ、やはり当然のやうに哲学の先生でした。
 なほ、この文章は「俄か仮名づかひ」をもって記されてゐるもので、厳密に正確な「其れ」を再現してゐるとは思われない。

 などという遊びはともかく。
 すこし前に読了した『アカシック大予言』と本書は、図書館で発見しました。オンライン書店で単語や著者などのキーワードで検索していると、どうしても「ジャンル本」を見過ごします。といって、カテゴリごとにだらだら本を眺めていくと、タイトルが多過ぎて、途中で挫折するわけで。
 だから、特定の調べごとに必要な本を発見するには、やはりたまには「きちんと並んでいる」リアル書店や図書館に行くことも有効だな、とあらためて感じました。
posted by うさぎ屋 at 02:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 神話・伝説

2005年11月13日

抜かしてた〜

 あれ? とふと思いついて過去ログをよくよく見たら、『オペラ・エテルニタ』の長文感想を書いてませんでした。抜かしてました。陳謝します。他意はないです。単純に、Mac逝去&低速化その他の混乱のなかで、とりこぼしただけです。
 今更ですが、長文感想をあげて、読了メモにトラックバックしておきました。

 ぱらぱらと読み返してみましたけども、やっぱり詩人さんは好みです。むちゃくちゃワケわかんないとことか、自分だけわかっちゃってるとことか、もろもろ。
 でもこれは、続編必要だよなぁ。出るといいな〜。
posted by うさぎ屋 at 03:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2005年11月12日

読了メモ:アカシック大予言

 エドガー・ケイシーのアカシック大予言、新版。といって、べつに旧版を読んでるわけではないですが……。
 どうもエドガー・ケイシーという人はセンセーショナルな予言ばかりが取り沙汰されたけれども、本質的には「人を助けるために」頑張った敬虔な人物で、治療の方が件数としては多いようです。が、この本はそれでもやっぱり予言をとりあげた一冊。
アカシック大予言 新版
著者名:マリー・エレン・カーター
出版社:たま出版
出版年:1997.07
ISBN :4884819586

 エドガー・ケイシー本人はとうに亡くなっている(1945年没)ので、当時のリーディング(※エドガー・ケイシーは催眠状態で質問に答え、その回答は記録・保存されている。これをリーディングという。……という把握で、そう間違っていないはず)をああだこうだいってるわけてすが、リーディングの時代が古いのはもちろん、本自体が書かれた年代も今からみるとすでに古いわけです。
 しかも、ケイシー本人に関する情報はもちろん、「この本が書かれている当時の科学技術的発見、発達、発明などのレベル)が、今のわたしには判然としないので、ケイシーの予言が当たってるのかそれらしいのか見当違いなのか、さっぱり。という部分が多くて、やや隔靴掻痒の感あり。もちろん、ある程度は言及されているのですが、あくまで「ある程度」なので。

 しかし、当時の人がいかにピラミッドに興味をもっていたかがわかるなぁ。やたらリーディングが残っているのは、やたらと質問されたからでしょうね。もちろん、リーディングの内容自体がそういう方向へと傾斜して、質問者を誘導したということも、あるかもしれませんが。
posted by うさぎ屋 at 08:22| Comment(0) | TrackBack(1) | その他の本

2005年11月11日

秘神界英語版第二巻

 黒田藩プレスウェブサイトに、第二巻の情報が公開されました。
 http://www.kurodahan.com/e/catalog/titles/j0011.html(英語)
 http://www.kurodahan.com/j/catalog/titles/j0010.html(第一巻の紹介、日本語)

 拙作は未収録ですが(刊行が進めば収録されます。何巻目だったか、ちょっと失念しましたが……)、どういう風に英訳されるのかには、興味津々。そして毎回、山田章博氏のイラストレーションも楽しみです。一巻もすごく綺麗ですけど、二巻はいよいよクトゥルーらしいというか。
 詳細は、上掲リンク先にて。カバーをクリックすると、大きめのjpegファイルで絵を見ることができます。

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2005年11月10日

『かなしき女王』再刊

 以前、沖積舎から出ていた『かなしき女王』が、版元を変えて再刊されました。
 この本はわたしにとって「無人島へ一冊だけ持って行くならどれ?」の回答第一候補。
かなしき女王
著者名:フィオナ・マクラウド
出版社:筑摩書房
出版年:2005.11
ISBN :4480421262

 沖積舎版を買って、読んで、見失って、同じ版元で再刊されたときにまた買ったので、すでに家に二冊あるわけですが、三冊目を買うべきなんでしょうか……。悩む。

 ちなみに内容は「暗くて寒くて暗くて暗くて暗くて辛くて凄絶なまでに切なくも美しいケルト」です。
 どういう説明だ、と自分でも思いますが、明るい話が読みたいだけ、という人には向きません。
 暗いよぅ寒いよぅ哀しいよぅ、が好きな人には絶対の自信をもっておすすめします。
posted by うさぎ屋 at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

デザイン変更

 久々にスタイルシートをいじってみました。大々的にカラー・バランスをいじる暇はないので(たぶん半日かかりますよ。のろくさい……)、数カ所変更しただけです。
 でも、トップの画像を変えただけでもずいぶん印象が変わるので、まぁいいか、と。

 さすがに「万年春の桜もよう」に飽きたというか呆れたというか。
 今回は「オール・シーズン対応」も見据えて(笑)、季節にとらわれない画像を用意しました。

 63904 デザインが変わっていないように見える場合は、ブラウザのキャッシュを捨ててから、リロードしてみてください。
posted by うさぎ屋 at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2005年11月08日

原稿料と印税

みりおんぐらむ】さんがライトノベルのカバーや紙質の話をまとめてらしたので、興味深く読ませていただきました。11/7の記事について、ちょっと書かせていただきます。
木曜の書き方が誤解を招いたらしくツッコミを受けたので少々修正。「ページ単価の違いは稿料の差が原因では?」といわれ、稿料の存在に気づきました(死 でも、ライトノベルの文庫って印税以外に稿料あるんでしたっけ? 印税だけだと思ってました。
http://homepage3.nifty.com/t-snow/diary/0511jo-.html#051107

 なんでもケース・バイ・ケースなので絶対にこうとは言い切れませんが、書き下ろし文庫は印税が入るだけです。原稿料が重ねて支払われるということはありません。
 雑誌掲載時に原稿料、一冊にまとめて出版したときに印税、というパターンはありますが、それは書き下ろしではないですし。
 ただし、書き下ろしの印税というのは、再版がかからない限りは事実上、「原稿料」と同じと考えていいと思います。本物の「印税」は、再版から。

 紙質の善し悪しは、薄利多売で行くか、マニアな読者の満足心をそそるか、その他、編集・出版方針次第です。
 要は「どう売るか、この本をどういう読者の手に届かせたいか」が予算の許す範囲でパッケージに反映されるわけです。

 単価の違いは、どれだけ売り上げられるか、にもよります。
 なんでも「いちどに多く作れば単価が安くなる」法則がありますから、たくさん売れるはずのものは、一気にたくさん作って、安くできるわけです。

 もちろん、同じレーベルの中であまり単価に差をつけるわけにはいかないので、売れる作家でも売れない作家でも、同じようなページ数の本なら同じくらいの値段になるように、原価計算(紙・印刷・製本その他もろもろの経費)をして、出版社がちゃんと儲かる価格を設定することになります。

 わたしは実際に本を作ったり単価の設定をしたりする立場にはないので、間違っている部分があるかもしれませんが、一応、こんなところであろうというあたりを書いてみました。

 あきらかな誤りがありましたら、ご指摘・ご指導ください>お気づきになられたかた

 ※書き漏らしたので、ちょっと追記

カラーページある方が明らかに単価が高く出ているので、やっぱりカラーは文庫の値段を引き上げる模様。単純にイラストレーターの稿料が上がるからでしょうね。
http://homepage3.nifty.com/t-snow/diary/0511jo-.html#051103

 もちろん稿料も要因にはなるでしょうが、なによりもカラー印刷費の方なのではないかと。
 紙も小説本文とは違う単価の高い紙を使うことになりますし、インクも黒一色では済みません。いわゆるCMYK、予算があればプラス特色。しかも紙の全面にべったり載りますので、ものすごく使います。
posted by うさぎ屋 at 07:45| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記

2005年11月07日

ワンピース39

 読みました〜。わたしは基本的にサンジ派なので(あの眉毛がよろしい)、今回はわりと活躍していて嬉しかったです。
ONE PIECE 巻39
著者名:尾田栄一郎
出版社:集英社
出版年:2005.11
ISBN :4088738721

 というか、そげきんぐ。そげきんぐが素晴らしいです。
 あのマスクのデザインがすてき。描くのめんどくさそうですが……めんどくさいよなぁ。たぶん顔をふつうに描くより時間かかってると思います。

 ルフィの暴れっぷりも、天衣無縫に楽しそうでよかったなー。
 お話的には大きな動きはなく、ひたすらアクションの巻でしたが、そのアクションが見てて「楽しい」んですよね。痛いとか辛いとかじゃなくて。この作家さんの持ち味だと思います。
posted by うさぎ屋 at 18:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画

読了メモ:薔薇の灰に祈りを

 頑張って感想文を書いたので気がゆるんでまた本を読んでしまいましたよ。
 コバルトのファンタジーです。
薔薇の灰に祈りを
著者名:響野夏菜
出版社:集英社
出版年:2005.11
ISBN :4086006650

 ああ、乙女乙女しい……。なんかこう、二十くらい若返る心地です。もっとか。もうちょっと若返るかもしれません。

 世界が天秤にぶら下がっているという設定が、かなりおもしろいです。滅び去った力ある種族とか。
 そのへんつっこんだ方向に進むと嬉しいですが、当面は「君の名は」状態ですれ違ったり追いかけたりするのかなぁ。それはそれで乙女的に身をよじる感じで楽しいので、問題ないです。万事OK。
posted by うさぎ屋 at 18:13| Comment(0) | TrackBack(1) | 小説

2005年11月06日

リンク・トラックバックについて

 そういや、トラックバック・ポリシーを書いたことがあったのに、消しちゃってたんでした。基準があった方がよかろうと思われますので、あらためて書いておきます。

リンクについて
 ご自由にどうぞ。許可の必要はありません。ただし、気分次第で(自分の記事を)急に消したりすることがありますので(上に書いたように、前例あり)、消えても怒らないでくださいね。

トラックバックについて
 ご自由にどうぞ。ただし、あまり関連性が感じられないなど、適切でないと感じたものについては、削除させていただきます。

「儀礼的トラックバック返し」はとくにしませんので、こちらへのバックリンクが必要と思われる場合は、事前にそちらの記事内に、当方へのリンクをお書き入れください。

 2006-10-31追記:こちらの記事へのリンクを含まないトラックバックは、宣伝目的のトラックバックとの区別がつきづらいため、一律に削除させていただきます。新指針をご覧くださいおまけ
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2005年11月05日

クレイモア9巻

 読んでみて思ったのですが、ひょっとして8巻を飛ばしているかも……。
 単に忘れただけだろうか……。判断できない!
CLAYMORE 9
著者名:八木教広
出版社:集英社
出版年:2005.11
ISBN :4088738780

 家人が
「最近『ベルセルク』より『クレイモア』の方がいいなぁ」
 と比べていましたが、そういう風に比べたくなる気がするのはわかります。どちらも世界観が暗くて暗くてもうね。敵が情け容赦なく強い。強い。強い。
 そして現在、かなり融通のきく力である魔女のお嬢さんが一行にくわわった『ベルセルク』は、癒しターンに入ってますが、『クレイモア』は相変わらず容赦ないです。しかも北に行っているので、画面が寒いです……。寒々しいです。雪です。寒そうです。
 それにしても少年漫画は戦ってばっかりですな。

 この本の感想を書くためにほんつなで検索していて、個別ページにレーベルの名前まで情報として入ってきていることに気づいました。「ほんつな」、進化してますねぇ。
posted by うさぎ屋 at 23:28| Comment(5) | TrackBack(1) | 漫画

なんとか2004年まで

 昨日の日記に書いた検索システムへの移植ですが、がりがり頑張った結果、なんとか2004年までは完了しました。
 というわけで、暫定公開しておきます。
 http://usagiya.cside2.com/search/

 今度のwikiはRSSを吐いてくれるので、更新状況がわかりやすくなります。
 また、RSSを取得して一覧にするプラグインがあるので、この積読山脈造山中を含む、うさぎ屋謹製の「RSSを吐いてるとこ」すべてを見ることができます。……なんでこんなにたくさんあるんだ。63916

 さらに、長々しいページ名ともおさらば!
 Amazonプラグインの利用で手軽に書影表示可能!

 浮かれて楽しい気分のうちに、どんどんデータを入れてしまおう、と頑張っていたわけですが、ずーっとこればかりやっていたので、そろそろ「他のやらなきゃならないこと」が、たまってきました……。
posted by うさぎ屋 at 11:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2005年11月04日

最後まで頑張ろう

 本サイトにある検索がうまく動作しなくなったので(原因不明。ひょっとしてレンタルサーバーの管理上、先日発表されたPHPの脆弱性に対処するパッチを当てた、ないしアップグレードがおこなわれたせいかもしれない、と思いますが、とくに確認はしていません)、いい機会と思い切り、ほかのwikiクローンを探してみました。

 現在データを移行中ですが、以前のものと記法が違うため、手でだらだら入力しているので、いつ終わるかわかりません。

 そういえば若かりし日(回想モード)、受験勉強のために「世界史まとめノート」など作ろうと思いたつと、かならず「歴史のあけぼの」からはじめて、カラーペンを駆使して美しいシステムを構築した……と思ってしばらくしたところで、
「もっといい記述法を思いついた!」
 とまた別の方法で「歴史のあけぼの」から……。

 大人になっても、やってることは同じですな。
 そんなわけで、「あけぼの」のあたりのデータを整備中です。現代まで追いつけるよう、頑張りたいと思います……。

 しかしこの性格で、よく小説を最後まで書けるよな。と、逆に感心してみたりしました。はい。
posted by うさぎ屋 at 23:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2005年11月02日

読了メモ:喪の女王2

 まぁ置いてないだろうなぁ……と諦め九割で、それでも念のためにと行ってみた近所の書店に、コバルトの新刊が全部入って! しかも平積みになってて!
 ものすごくおどろきました63911
 今まで、そこで平になる少女向け文庫って、「アニメ化された」タイトルだけだったんですよ。それと、BL。新刊も、一冊ずつ入るか入らないか、どうかすると二週間から一ヶ月くらいして、チェーン店舗同士で在庫をやりくりした結果、出てきましたよ〜、みたいなタイミングでようやく店頭に並ぶ感じだったんです。
 どうしちゃったんでしょう……。いや、すごく嬉しいですけど、わたしとしては。
流血女神伝喪の女王 2
著者名:須賀しのぶ
出版社:集英社
出版年:2005.11
ISBN :4086006669

 というわけで、買ってきて読みました。
 今回のポイントは、あとがきでした。作者みずから、「エドとくっつくと思ったのに!」という読者の悲鳴を認めてくださって、たいへんすっきりしました。すっきりしましたが、もう遅いって……そそそそれはやはりもう期待しても駄目ということですか。
 まぁ、なんていうか、なんていうかですよ。大変なお話でした、いつに変わらず。

 しかし女神伝は猛烈におもしろいし、「くっつくと思ったのに!」と女性ファンが悲鳴をあげるくらいなので、ラブ方面への傾斜が希薄で、男性にもすすめやすいのですが、巻数が多過ぎて、すすめてもビビられてしまうんですよねぇ。まぁいいから騙されたと思って『帝国の娘』前後編を読みたまえ! ってな感じなのですが。
posted by うさぎ屋 at 23:43| Comment(6) | TrackBack(1) | 小説

2005年11月01日

献本御礼:小説エマ2

 いただきました。ありがとうございます〜。
 考えてみれば、小説エマの第一巻をいただいたのがきっかけで、それでは原作から読んでみようと漫画『エマ』に手を出し、その後まだ小説エマの一巻に辿り着かないまま今に至るわけで、それは一巻を見失ったからですが……えっと、たぶんあのへんにあると思うので探して今度こそ読もう! でないと二巻も家のなかで迷子になります。
エマ 2
著者名:久美沙織
出版社:エンターブレイン
出版年:2005.10
ISBN :475772490X
posted by うさぎ屋 at 16:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説