ともあれ、遅れてもご紹介しないよりはと、ご献本いただいたものを披露させていただきます。
まず、久美沙織さんからいただきました、『ブルー』。中学生の女の子を主人公にした、死と再生の物語……とのことです。
思春期って、実は死を意識しはじめる年代なのかな、とも思います。児童文学と死のかかわりは、主人公の年代によってさまざまだけど。たぶん、このころまでに一回くらいは、身近な人の死に直面し、それを自分の中で咀嚼する必要があるんだろうなと。
だから、人によっては意外に感じるかもしれませんが、実はティーンエイジの主人公と「死」というテーマは、普遍性のあるものなのではないかしら。
ブルー
著者名:久美沙織(著)
出版社:理論社
出版年:2010.01
ISBN :9784652079645
もう一冊。東京創元社様よりご恵贈いただきました、『500年の恋人』。
その筋の人には有名な作家、スーザン・プライスの作品です。『500年のトンネル』の続編なのですが、えーと……あれって続編があったんだ! と、びっくり。
500年の時間を超える装置が開発され、その時代の知識豊富な女性がそちらに派遣されて、当時の人々――もちろん、現代人とはまったく違う価値観にたって生活している人々――と通商の調整にあたったりするという設定のお話。今回の続編では、決裂したはずのその500年前とのパイプがふたたび通じて……ということになっているようです。
500年の恋人
著者名:スーザン・プライス(著)
金原瑞人(訳)
中村浩美(訳)
出版社:東京創元社
出版年:2010.02
ISBN :9784488599034
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