2009年07月03日

読了メモ:世界画廊の住人

 やぁ、これはよいものを読みました。評判よいようなので期待していましたが、こういうファンタジーとは思わなかった!

 主人公は錬金術師見習いで、論文が認められれば晴れてこの先の暮らし向きを案じなくて済むご身分になる、不運な青年セツリ。
 しかしその論文が原因で深淵派という異端の徒に襲われ、その過程でなぜか拾ったんだか拾われたんだかした不思議な男リンと、『世界画廊』に飛び込みます。しかしセツリの常識では「絵」というものは特別な存在。どこかから掘り出されたり発見されたりするだけで、この世の者がそれを描いたりしてはいけない……はずなのですが、リンはどうやらその絵を描いてしまう画家らしい!

 と、いうのが導入部なのですが、これで想像する範囲に話がおさまらず、くるっと回転してぱーんと開くような展開になります。これは説明できないというか説明したら読むときつまらなくなるので、是非お読みください。
世界画廊の住人

著者名:栗原ちひろ(著)
出版社:幻冬舎コミックス
出版年:2009.04
ISBN :9784344816329

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2009年07月01日

ぬらりひょんの孫 1巻

 あまりにも体力がないことに絶望し、毎日少しでもいいから外出しなきゃ……と思ったのはよいのですが、べつにそう思うのははじめてではないあたりが問題です。外出だ、散歩だと思うからいけない。本屋だ。本屋さんへ行くと思えばいい!

 という発想の転換のもと、本屋さんへ行って参りました。当然、なにか買っちゃうわけです。でも買いたい本が全部あったわけではないです。二軒も行ったのですが。二軒目の本屋さんは古くからあるいわゆる「町の本屋さん」なのですが、レジの人に「お気をつけてお帰りください」といわれてしまいました。うをう、なんか萌えちゃいそうです、レジの人に。ちょっと遠いので、なかなか行けそうもないですが。

 その二軒目の方で購入したのが、周囲でけっこう評判よさげなジャンプコミックスの『ぬらりひょんの孫』の第一巻。
 主人公は、そのあたり一帯をおさえている組の組頭の孫です。
 組といっても極道さんではありません。妖怪さんです。妖怪にも派閥とかあるねんな……まぁありそうやなぁ、土着性も高そうやし、なるほど「ここはワシの縄張り(シマ)や!」とか主張しそうで無理がない設定です。
 ただし、主人公は組頭の孫で跡継ぎになると思われているとはいえ、四分の一しか妖怪ではありません。つまりクォーターです。四分の三は人間。さてどうなりますことか、という話です。
 なかなかおもしろかったですが、目が疲れました……。

 やっぱりわたし老眼始まってるのかも。最近の異様な(と自分に感じられる)読書力低下は、疲れ目の症状が発生しやすく、集中できないから、なのかもしれません。ううん。
ぬらりひょんの孫 1

著者名:椎橋寛(著)
出版社:集英社
出版年:2008.08
ISBN :9784088745572

 一応、まだゲラは見られるので大丈夫ですけど……でもゲラも疲れ目のときはヤバいかもなー、とパラパラ眺めながら考え中。老眼鏡をつくるべきかな?
 現在、上巻の再校中です。それと、あとがきも書いてます。今月末にはもう本になりますので、もう少々お待ちください。
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2009年06月29日

BILLY BAT 1巻

 ビリーバット、第1巻。
 第二次大戦後の米国、人気漫画家(といっても、日本でいわゆる「漫画」ではなく、アメリカン・コミックの作家ですが)である日系人のケヴィンは、自分が描いている漫画のキャラクターとそっくりのものを日本で見たことがあるといわれ、無意識に盗作してしまったのではないかと恐れ、日本へ向かう――という筋書きです。

 これと同じのを見たことがある、って、鉄腕アトムかと思いました(だって、髪型が……)。
 というショーモナイ予測は完全にはずされましたが、うーん、ちょっと読みづらいなぁ。
 実をいうと、『二十世紀少年』も、なんだか読みづらくて通読できてないんですよね。それと似たテイストを感じたであります。

 あと、本編の内容とは関係ない感想になるのですが、ついに長崎氏のお名前が「著」のところに並ぶようになったのですね。単行本のカバーでは「ストーリー共同制作」となっています。なにやら感慨深いです。
BILLY BAT 1

著者名:浦沢直樹(著)
長崎尚志(著)
出版社:講談社
出版年:2009.06
ISBN :9784063728125
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2009年06月27日

読了メモ:身代わり伯爵と伝説の勇者

 やっと読みきれました。ちびちび一作ずつ読んでいた、シリーズ初(……でしたよね?)の短編集です。

 本編同様におもしろかったです。とくに、冒頭の乙女日記の話は本編とほとんど同じ感じだったかな? あと、王子とぬいぐるみの話も本編と近いテイストですよね。

 ミレーユとリヒャルトのいちゃいちゃは本編でも楽しめるので、……いや、それが悪いというわけではなく、短編でもいちゃいちゃ歓迎なんですがそれはそれとして!
 ちょっと違う雰囲気の、フレッドが主人公の表題作がとても楽しかったです。フレッド最高です。すべてを全力で心の底から楽しむ超マイペース人間、しかも憎めない。

 あと、巻末のジークの話も、なんだジークって思ったより普通の思考をしてる人なんじゃないの! みたいな……でもリディエンヌ様はやっぱりまだ謎かもしれません。
身代わり伯爵と伝説の勇者

著者名:清家未森(著)
出版社:角川書店
出版年:2009.04
ISBN :9784044524081

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2009年06月26日

読了メモ:赤ずきん

 先日、ふとなつかしくなってサラ・ムーンで検索したら、この絵本がまだ手に入るようだったので購入しました。写真でおとぎ話を語った絵本です。
 サラ・ムーンというのは、わたしくらいの年代の人だったら「レナウン娘のCMを撮った人」で通じるような気がするのですが、ファッション写真家……という感じで説明になるのかなぁ。

 物語は、いわゆる赤ずきんをそのままなぞっていきますが、最後がちょっと違うというか……こういうのもネタバレ配慮した方がよいのか悩みますが、一応いつもの方針通りに口をつぐんでおく方向で。まぁ、違います。うん。

 背景は森ではなく、都市になっています……といっても、石畳の路面に、同じく石か煉瓦を積んだのであろう建物の壁がつらなる風景で、いわゆる日本の都市部から連想される「都市」とは違います。
 モノクロの、荒い質感で表現されたその世界を、少女が走っていく。ときに、立ち止まる。そんな感じです。

 検索したらサラ・ムーンのインタビューも発見できたのですが、英語ですらないのでなにが書かれているのか見当もつきません。このインタビュー・ページのいちばん下の写真は、『赤ずきん』に収録されているものです。
赤ずきん

著者名:シャルル・ペロー(著)
サラ・ムーン(写真)
定松正(訳)
出版社:西村書店
出版年:1989.12
ISBN :9784890138227
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2009年06月24日

エロイカより愛をこめて 35巻

 エロイカです。伯爵です。少佐です。愛です。番外編です。
 すべてがいちいちおもしろく、とても楽しく読めました。少佐のパパを是非見てみたいものです。
 例のケルト・マニアのセレブなマダムが再登場したりしてました。彼女は金融危機を乗り越えられたのでしょうか。大丈夫そうだなぁ、なんとなく。

 最後がヒキで終わっていて「な、なんですと!?」って感じでした……。次の巻が出るまでちゃんと内容を覚えていられるでしょうか。
エロイカより愛をこめて 35

著者名:青池保子(著)
出版社:秋田書店
出版年:2009.06
ISBN :9784253194556
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2009年06月23日

おおきく振りかぶって 12巻

 外出しました。外に出たなら本屋さんに行くしかない! というわけで、買って参りました。高校野球漫画『おおきく振りかぶって』の久々の新刊です。11巻が出たのは去年の10月ですよみなさん。長かったなぁ!

 しかし漫画の中では時間は進んでおらず、まだ同じ試合がつづいています。
 阿部くんのリードがことごとく読まれるという緊急事態。なまじピッチャーが「リード通りに」投げられるため、分析され尽くした阿部リードは相手に丸見え状態なのです。これはヤバい。どうなる西浦!

 いやほんと、どうなるんでしょうか。次はいつ出るんでしょうか。
おおきく振りかぶって Vol.12

著者名:ひぐちアサ(著)
出版社:講談社
出版年:2009.06
ISBN :9784063145700


 以下日記。
 ぐったりするような暑さの中、外出したのは、書店様用の著者ポップ(版元の方で印刷して配ってくださるようです……来月末になると思います。どれが採用されるかはわかりませんが、作ってみました。)の原稿を宅急便で発送するためでした。ふぅ。
 で、現在は上巻の著者校正(一回目)をやっております。いつも、「次こそ赤がほとんど入らないゲラにしたい!」と本気で思っているんですが、赤くなりますね……。いやはや。
posted by うさぎ屋 at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画